白鳥沢の元赤羽先生

素敵帽子君 ページ25

ポート・マフィアの勧誘を断った為地下
に入れられると思ったが…

『このままかよ…』

そう。あの森って人……闇医者なんだと…

私の頭の怪我が以外に酷かったとかなんとなでこのまま安静らしい。

『暇だー』

脱走したいけど…怪我がどれくらい酷いのかわからないからな…私医者じゃないし…

今頃武装探偵社はどうしてるんだろうか…

まあ手錠だし起き上がれるっちゃ起き上がれるんだけど……

『………』

？「よぉ…赤羽」


『なんだ素敵帽子君か……』

？「反応薄いな…」

『来るような感じがしたからな……』

？「……手前……逃げないんだな」

『逃げてもいいけど……逃げるの疲れるから？あ、スマホはそのままなんだね…』

じゃあ律に頼めば逃走できるやん！

？「おもしれぇやつだ……殴ったの悪かったな」

『……別にいいさ……』

サヤとサクの痛々しいキズよりは痛くない。

？「素敵帽子君ってやめてくれねーか？」

『……名前は？』

？「中原中也だ」

『中原だな……なんでポート・マフィアが私を狙ったんだ？』

中原「お前異能力者だろ？」


異能力者？？？

『……なんだそれ』

中原「は？！自覚ないのかよ！！」

そういえば……


『四年前もそんなことお前言ってたな』

中原「だったら教えてやる…手前の異能を………手前の異能は触れた物を無にする……だから俺の異能の汚れっちまった悲しみにも効かなかったんだよ」

『あのときの重力か……なるほどな』

中原「ああ…そうだよ」

『………私にピッタリかもな…』

中原「は？」


私は中学のときの出来事を話した。
　
中原「苦労してるんだな……手前…」


『……まあな……』



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