【歌い手】私と潔子は違う~Part２~【ハイキュー】

１７話~そらるside~ ページ24

9「いや〜……まさか告白したなんてね」

Aが部屋に行くと96は椅子に座ってタピオカらしきものを飲みながら嬉しそうに笑った。

その近くの椅子にまふまふはまふてるを抱えながら座った。

ま「……頑張ってくださいね！！」

少し拗ねたような表情をしたが俺が「もちろん」と笑うと、まふまふも笑顔になった。

歌「……でもさ、大丈夫なの？Aちゃん…。まだ家の事も解決してないじゃん……」

不安そうな顔をしながら呟くように話した。

歌詞太郎の言うとおり、まだ何も解決していない……。

お姉さんとの事も、親との事も……部活の事も。

だけど……

『俺達で絶対救うつもりだから』

皆をしっかり見てそういうと驚いた顔をしていた。

9「……だけどAの心の傷は相当深い傷だよ？ それを救うなんて出来るの？ 」

96はいつもより真剣な表情で、そして鋭い目つきで俺を見て低い声で言った。

『確かに……Aの完璧に救える確率は低い。けど、動かなきゃ絶対後悔する』

96に負けないようにしっかり目を見て、はっきりと言うと96は突然笑い出した。

9「そらるんにならAを任せられるかな」

……そっか、96はずっと前からAと知り合いだったんだっけ…。

Aからしたら96は母親みたいな存在なんだよな……。

『あぁ、任せろ』

絶対救わなきゃな……

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