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12話 ページ19

Aside

次に目を覚ました時にはもう夕方だった。

『あ! 部活!!』

寝不足という事もあってかすっかり寝てしまった……。授業にも出てなかったし、明日謝ろう。

ベットから降りて机を見ると私の鞄が置いてあった。赤葦君が置いてくれたのかな?

私は鞄を持ち部活に行こうとした時、保健室のドアが開いた。

赤「あ、大丈夫? 動いて平気?」

部活中のためジャージを着た赤葦君が私に気づき微笑みながら聞いてきた。

『イケメンが微笑むとただのイケメンですね。ちくせう』

真顔でそう言うと赤葦君は「何それ」とおかしそうに笑った。

『……やっと笑顔になったね』

赤葦君の横を歩きながらそう言うと赤葦君は「え?」となんとも間抜けな声を出した。

『さっきから顔が笑ってないよ〜』なんてふざけ混じりに言うと赤葦君は「そういうAは少しは自分の体調管理しっかりしなさい」とデコピンしてきた。

……オカァサァン(´゚ω゚`)←

赤「体育館についたけど、今日は他のマネージャーの言う事をちゃんと聞くんだよ?」

赤葦君は真剣な表情でそう言うと木兎さん達のところへと走って行った。

それは多分''マネージャーから言われた仕事以外はするな''と言われてる気がした。まぁ、そりゃそうだよね。またあの時みたいに言われるかな?''清水を見習え''……。

『すみません! ご迷惑おかけしましたっ!!』

皆に聞こえるよう自分が出せる大きな声を出して謝った。すると……

「お〜気にすんな!!」

「無理しないでくださいね!」

「頑張ってくれてありがとうな〜」

部員の声は自分が思っているより温かかった。

か「無理した罰として今日アイス奢ってねw」

かおりさんがふざけ混じりにそう言うと雪絵さんも「じゃあ私も〜」と抱きついてきた。

ちょっと恥ずかしいけど、嫌な気はしなかった。逆になんか嬉しかった。

『……ありがとう(ボソッ』

誰にも聞こえないほどの声で私は呟いた。

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トゲトゲクプラ(プロフ) - 端末が変わり、こちらの作品では更新が出来なくなりました!なので、また同じ作品名、内容で作り直しましたので、これからはそちらを見てください!すみません! (2016年9月15日 14時) (レス) id: 5cda104918 (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - 大分前にコメントした由華理です!更新頑張ってください!これからも楽しみにしています! (2016年8月25日 7時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
Ageha - 更新頑張ってください!めっっっっっっっっちゃ楽しみにしてるんで! (2016年8月17日 19時) (レス) id: 82dcd6e2c2 (このIDを非表示/違反報告)
トゲトゲクプラ(プロフ) - 蛇巴さん» そうなんですか!?ちょっとやってきます!!(`・ ω・´)ゞビシッ!! (2016年8月11日 7時) (レス) id: 57ff710e95 (このIDを非表示/違反報告)
蛇巴(プロフ) - 端末が変わっても同じアカウントでログインすれば大丈夫だと思いますよ! (2016年8月11日 0時) (レス) id: 8a75e37b2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トゲトゲクプラ | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2016年6月27日 15時

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