２４話 ページ24
目が覚めると横に眠っているはずの望の姿がなかった。キッチンからはいいにおいがする。
あの日みたいに。
起き上がると床に散らかっているはずの服がなかった。とりあえず、下着のまま出ていくのが気まずくて、シーツにくるまって寝室を出た。
「のぞむ？」
「あ、起きたん？体だるいやろ。まだ寝とき。」
あの時捨てられずにいた服をどこから見つけてきたのか着ていた。
「....好き。」
ご飯を作るその背中に抱き着く。
「うん。俺も。」
「好きって言って。」
「好きやで。」
トントンと切る手をやめない。もどかしくなって、包丁を持つ手に自分の手を重ねるとやっと手が止まった。
「こら、危ないやろ。」
「....んーーーー。すきっ！！へへっ！」
やっとこっちを向いた望の顔を覗き込む。ちょっと不機嫌そうに俺を見る。その目もなんだか懐かしくてうれしい。
「もうちょい待っとけ！」
「わっ！」
軽々しく持ち上げられベッドに運ばれる。望の首に回した手を離さないままベッドにダイブする。
「もー。�陲舛磴鵝�」
「いったらいやや！」
「はー。....ちょっとだけやで。」
「やった！」
そういって昨日よりも荒めに押し倒されて、何度もキスをする。望の首に回した手で後ろ髪を撫でてみたり、ほっぺまで滑らせてみると余裕のない顔をするからやっぱりまだ若いんだと微笑ましくなる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう(プロフ) - irohaさん» ありがとうございます！続きも楽しんでいただけたら幸いです！ (2018年10月9日 23時) (
レス) id: cc6ad799f5 (このIDを非表示/違反報告)
iroha(プロフ) - Twitter、フォロー失礼します！ お話大好きです！ (2018年10月9日 18時) (レス) id: 985055bb27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2018年9月16日 2時
