１６話 ページ16
「ごめん遅れたわー。もうご飯終わってる感じ？」
「おう。かおり遅かったな。」
「おう。おつかれー。」
遅れて入ってきたのは、コイツの彼女のかおり。生徒会会長だ。
「なに、またあの人の話？」
「またってなんやねん。」
「いいじゃない。告白しても。男なのに女々しいわねー。」
「....それで嫌われたらどうしよう...。」
「当たって砕けろ。後悔するよりもマシやろ。」
「まぁ話聞く限りちょっとは気があると思うけど。壁ドンして顔真っ赤って普通はならないし。」
「そうなんかな、」
「根拠はないから絶対そうやとは言えへんけど。振られて俺のせいにされても困るし。」
好きって言ったら�陲舛磴鵑匹鵑粉蕕垢襪�な？驚くかな？嫌いになるかな？
「うわ、学校に忘れもんした。」
「明日じゃダメなの？」
「明日提出やねん。」
「取ってきたら？ここで待ってるから。」
「悪いな！ちょっと行ってくるわ。」
なんかこの2人大人だな。信頼しきってるって言うか。余裕があるって言うか。
「きもい。こっち見ないで。」
「おい。親友に向かってその言い方ないやろ。」
「うそうそ。かっこいいかっこいい。」
「うぜー。なんやねんその言い方ー！」
こっちを向いていたかおりが横を向くと首元がキラッと光った。
「似合う？」
首元を見ていたのがバレたのかにこっと嬉しそうに笑った。
「似合ってる。」
「かわいい？」
「はいはい可愛い可愛い。」
あ、これアイツから貰ったやつだ。普段こんな風に見せてこないから絶対アイツだ。
でも嬉しそうなはずなのに不意にはぁと息を吐く。
「生徒会長もいいけどあんま無理すんなよ。」
頭をポンと叩くと“ありがとう”って弱い笑顔で笑った。生徒会でなんかがあったのかもしれない。全部相手に言えるわけじゃないから、辛いのかもしれない。
「辛かったら俺に話してもええぞ。」
「大丈夫。全部アイツに話してるから。辛い時は頼るって決めてるの。」
真っ直ぐ前を見つめる彼女は強く優しい目をしていた。いつかこれくらい信用できて、好きで幸せで辛い事も話せるような関係になりたい。
ポキポキ
�霤�今日飲み会で帰りが遅くなります。鍵は外のBOXの中にあります。
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ゆう(プロフ) - irohaさん» ありがとうございます！続きも楽しんでいただけたら幸いです！ (2018年10月9日 23時) (
レス) id: cc6ad799f5 (このIDを非表示/違反報告)
iroha(プロフ) - Twitter、フォロー失礼します！ お話大好きです！ (2018年10月9日 18時) (レス) id: 985055bb27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年9月16日 2時
