先生 ページ3
さ｢アピール頑張って！｣
女1｢うん！｣
女2｢Aくんってさとうと真反対だよね｣
さ｢え？｣
女2｢さとうは甘いもの好きで、ピンクのイメージだけど
Aくんは苦いチョコが好きで、青いイメージだなぁ｣
女2｢でも､､､どこかが似てるんだよなぁ､､､確か、さとうの親友なんだよね？｣
やべぇ
ここまで気まずいことはないだろう
でも、何とか誤魔化せば行けそうだ､､､
ガラガラ
女1｢ヒッ！｣
｢え、あー、女子会中か？すまん｣
さ｢全然大丈夫だよー｣
女2｢忘れ物？｣
｢おう｣
女2｢そうだ！Aくんは好きな人いるの？｣
｢え？あー、記憶にある限りはない｣
女2｢そっか！｣
女1｢ううー､､､｣
｢じゃあな、また明日｣
さ｢うん｣
俺は早足でバイト先に向かった
俺のバイト場所はいわゆるメイド喫茶の類いだろう
幼なじみ(しょうこ)に騙されて入ったけど俺は厨房なだけマシか
俺はバイトのロッカーに入り、着替えた
そして、俺だけしかいない男子ロッカーを出た
そのまま厨房に入り、材料を30秒くらいで集めた
確か、今日のおすすめは､､､
｢にゃんにゃんオムライス？｣
し｢ブフォw｣
｢しょうこ？｣
し｢ちょwあんたが言うと腹筋がw｣
｢ああ、すまん｣
し｢謝んなくていいよw｣
｢そうか｣
し｢それ、結構人気だから頑張ってね！｣
｢ああ｣
そして、しょうこは接客の方に回った
さ｢にゃんにゃんオムライス１個おねがいしまーす！｣
｢おう｣
俺はご飯と玉ねぎ、鶏肉を混ぜ、ケチャップを入れる
こう見えておれはかなり料理の自信はある
前の人生でも頻繁に料理してたし、よくエディと食べた
オムライスも何気に自信料理の一つだ
あっという間にライスの部分が出来上がった
次は卵だ
卵をといて、バターの敷いたフライパンに入れる
卵をかいて、ふっくらさせる
余熱で固めて、ライスの上に載せる
｢こんな感じか？｣
猫型にさせたが思いのほか簡単だった
｢おまたせ｣
さとうにオムライスを渡す
さ｢凄い！可愛い！｣
｢そ、そうか？｣
さ｢うん！じゃあ引き続きがんばって！｣
｢おう｣
この調子で俺はバイトをやりこなした
｢ふぅ｣
厨房を交代して、ロッカールームのドアに手を開けた瞬間、後ろから声をかけられた
バイトの後輩｢A先輩！一緒に帰りませんか？｣
｢いいぞ、ちょっと待ってな｣
後輩｢はい！｣
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作者名：カスパロフ | 作成日時：2018年12月16日 16時
