進撃！巨人中学校 (ページ9)

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サシャ編ページ9

蒸した芋…。蒸した芋…。食べたい。

サシャは今とてもお腹が減っていた。
頭の中には食べ物のことしかない。

サシャ｢あぁ。お腹がすきましたァ～｣

そんなことを呟きながら歩いているとサシャ同様、何かを呟いている少女が目の前にいた

ミカサ｢エレン…その。付き合うなんて…やっぱり考え直した方が！………？｣

ミカサが何を言ってるのか理解できないのは、私の知能が低いからだろうか？
サシャの頭には食べ物のことしかなく…
自分なりに頭の中でいいように解釈してしまった

サシャ｢…えっと、エレンならさっきアニとそっちへ行きましたが…？もしかして、後で給食を分けてくれるということですか？｣

サシャが問いかけるが、ミカサは何かを感じ取ったのか、すごい顔をして走り出す。
サシャは無視された悲しさに思わず

サシャ｢ミーカーサー！私は無視なんですか～！｣

と叫んでしまった。
そんなサシャの声など耳には届かず走っていくミカサ。
サシャのお腹は、我慢の限界だといわんばかりにグゥーと大きな音をあげている。

お腹、減ったなぁ。
その時に、ふっと目の前に誰かが現れ

｢オレが、給食分けてやってもいいけど…！！｣

という。そして、
目の前には少し目をそらし唇を尖らせるコニーがいる。
神様！！！そう思うとサシャは思いっきり、さっきは想像もつかなかった大きな声で
｢ありがとうございまぁああす！！！｣
と叫んだのだった。