ミカサ編 ページ6
またエレンと喧嘩してしまった…。
エレンに謝ったあとすぐに私は廊下で頭を冷やしていた。
｢はぁ…。｣
なぜ私はエレンを怒らせてしまうのだろうか。
そう思っていたら、四組の前に金髪の髪の女の子が現れ｢エレンをよんでもらえるか？｣
と言っている。
エレンとどんな関係が。
コニー｢エレン！三組のアニってやつがお前のこと呼んでるぞ！｣
アニ…。あいつはこの間のモズク女…。
エレンが危ない！
エレンとアニがどこかへ移動しようとするのと追いかけようとするが、さっきの喧嘩もあってか少し気が引けた。
結局、二人が階段の方へ行ったのでついて行ったら二人の声が聞こえた
アニ｢…だから、付き合ってくれないか？｣
ミカサ｢えっ…。｣
付き合う？エレンと？アニが？
許さない！そんなの…っ！
思わず飛び出ようとした時、急に後ろから腕を引かれる。
ミカサ｢誰っ？！｣
アルミン｢しーっ！ダメだよ！ミカサ！｣
ミカサ｢でもっ！｣
エレン｢まぁ、考えとくわ！｣
ミカサ｢考えとく…。｣
考えとく。考えとく。考えとく。考えとく。
保留…。
アルミン｢ミカサ！一回こっちに行こう？｣
私はアルミンからもらったココアを握ってほっと息をついた。
アルミン｢ちょっと落ち着いた？｣
ミカサ｢うん。でも、保留って…｣
保留…。ということは迷っているの？
アルミン｢でも、まだOKってはっきり言ったわけではないし、断るかもしれないよ？だからそれまでエレンとは普通に接してればいいと思うよ｣
確かに…今ここで私が取り乱しても仕方が無い。
｢分かった。｣
私はこくんと頷いた。
バッシャーん！！！
コニー｢おいっ！エレン！気をつけろよ〜w｣
エレン｢わりぃ！ジャン！｣
エレン、またそんな重いバケツを
｢エレン！水を運ぶ時は入れすぎちゃダメ。
もし入れすぎたなら私を呼んで。｣
普通に…普通に。
普通に接しようとしてもやっぱり意識して少し顔を背けてしまう。
それを紛らわすようにエレンから離れ
水がかかってしまったジャンにハンカチを差し出した。
｢これ…。エレンがすまなかった。｣
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作者名：雪見 | 作成日時：2017年12月24日 16時
