進撃！巨人中学校 (ページ5)

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エレン編ページ5

ミカサ｢エレン、ほっぺにソースがついている｣

そう言ってゴシゴシとぬぐられる。
俺はそこまで子供じゃねぇのに。

エレン｢おいミカサ！俺はそこまで子供じゃねぇ！｣
そう言ってみてもミカサは
ミカサ｢エレンは私がいないと早死する｣
としかかえさねぇ。
どうしてこう、母親みたいなんだよ。

みんながいる中でやられるのは正直恥ずかしい。

エレン｢そういうの、やめろって｣

ミカサ｢でもっ…！｣

………｡

ミカサ｢すまなかった…。｣

ミカサが悪い訳では無いのはわかってる。
でも、素直に謝ることが出来なかった。
いつもこうだ。何故かあいつには素直になれない。

キーンコーンカーンコーン

アルミン｢エレン、さっきのはミカサは悪くないんじゃないかな？エレンが恥ずかしいのもわかるけど、ソースとってくれたのは事実なんだし、｣

エレン｢やっぱりそう思うのか？｣

アルミン｢うん。エレンって、ほかの人にはすぐ謝れるのに、ミカサには素直じゃないよね｣

エレン｢…なんでだ。なんで謝れないんだ
悪いと思っていてもどうしても声が出ないんだよ｣

本当にそうだ。悪いとは思っている。
でも喉のところで言葉がつっかえてしまう。

アルミン｢エレン、それってもしかしたら…エレンはミカサのことが… コニー｢エレン～！！｣｣

突然コニーに呼ばれてアルミンの声が聞こえなかった。
なんて言ったんだ？

コニー｢エレン！三組のアニってやつがお前のこと呼んでるぞ！｣

エレン｢わかった、今行く！
悪いアルミン！また後で話そう！｣

アルミン｢分かったよ！｣

そう言うと俺はアニのところへ行った。

その頃にはもう、アルミンの言葉の事なんて忘れていた。