甘々つめこみ

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「……オイ、三芳(みよし)」

「ーーー副長？！」



旦那と別れて、見廻りの続きをしよう、と歩き出した時



副長に名前を呼ばれて振り返った。





「副長、今日見廻りの当番でしたっけ？」

「ーーーいや、違ェ」

「じゃあ、どうして…っ、副長っ？！」






なんかいつもより声低い？なんて思ったら




副長に細い小道に連れて行かれた。







「ーーーふくちょ、…ん、」








そのまま壁と副長の間に挟まれて、キスされる。






なんかいつもより長い、と思って副長の胸板を叩くもやめてくれなくて




ぷはっ、と酸素を求めるつもりで開けた口の中に

彼の舌が入ってきた。






「ーーー…？！」







旦那から貰ったいちごみるくの飴が残っていて


それを副長の舌が巧みに転がす。






「ーーーも、たてな、い」





腰に力が入らなくなって、崩れる、と思った時


ようやく副長がキスをやめた。







「…甘ェ」

「あ、飴…」



口の中から飴が消えて、

目の前の副長が、ガリガリと飴を噛む。






「万事屋と仲良くしてただろ」

「ーーーえ、副長」









「ーーー…嫉妬、ですか？」









「ーーー……な、！」









違ェよ馬鹿！と言う副長の顔が赤くなる。


え、副長が嫉妬とか初めて…





「馬鹿、こっち見んな」

「ふふ、可愛い」





ーーーちゅ








なんか形勢逆転？

そんな彼が可愛くて唇に短くキスを落とす。








「ーーーお前、後で覚えてろよ」









(ーーーちょ、副長！またキスですか？)

((覚えてろって言ったろ))

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