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オッパは打ち合わせ、と言って宿舎を空けることが増えだと思う。
私はレッスンがない日でも手を抜けるわけではなくて、休みの日も練習しに行くことが多くて、今日もそう。
昼前くらいから練習を始めて、夜になって雨が降り始めたからオンニに止められて帰ろうと言われた。
ジアオンニはBTSで唯一女の私のためについてくれたマネージャー。頼れる女性像をそのまま具現化したかのようなオンニが大好き。
JA「あー、濡れちゃったね。早くお風呂入って風邪ひかないようにね」
「うん、オンニも夜遅くなのにありがとう」
宿舎まで送ってもらって、雨に濡れて引っ付いた服を早く着替えたくて開けた玄関。見慣れない、女性の靴があって冷やっとした。
JH「A、おかえり」
「ただいまです」
JH「雨降ってたでしょ、濡れなかった？」
「ちょっと濡れちゃいました」
JH「早くお風呂入ってきな」
「はい。…あの、オッパ、誰か来てるんですか？」
JH「あー、…ハヨンさんが」
ハヨンさんが、という言葉にドキッとしてしまった。
メンバー以外の人が家にいるのが苦手で、オンニとかマネオッパは大丈夫なんだけど。
「ハヨンさん、帰り大丈夫ですかね？雨、ひどくなるみたいだから」
そう言うと、多分ユンギヒョンと作業室に居ると思うよと言われて、これは私に聞きに行けということだろうなと思ってモヤモヤしたまま作業室に向かった。
オッパ、作業室に人を入れるの嫌がるのに、ハヨンさんならいいんだ。
テテオッパとかが入ろうとするとすごく嫌がるのに。
…特別なのかな、ハヨンさんは。
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作者名：Hanavi
| 作成日時：2021年1月21日 20時
