＃ ページ42
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本当はまだ健人くんが好き。
だけど、週刊誌に撮られたら？
Snow Manのデビューが確実に遠ざかる。
健人くんのグループにも迷惑がかかるし、
それに、…私は批判されることが怖い。
やっぱり女なんていらないんだ、なんて言われてしまったら？私はもう立ち直れない。
だから、傷つく前に、何かが起こってしまう前に。
「…ごめん、なさい。」
私が泣いていいわけがないのに、涙が止まらない。
滲む視界の中で健人くんが近づいてきて、
私の首に手を回した。
「プレゼント。最後になるけど、貰って欲しい。」
綺麗なネックレスが私の首元にあって。
俺のこと好きじゃなくなるまでつけててほしい、って言われた。
「…これで、最後にするからさ、」
泣きそうな顔でそう言われてしまえば、私はもう首を縦に振るしかない。
何度も何度も名前を呼ばれて、
私は余裕のない中、彼の背中に手を回した。
掠れた声になっても私は彼の名前を呼んで、
苦しげに歪んだ顔が近づいては、何度も唇が重なった。
伝わる熱も、与えられる愛も。
全部記憶するように、忘れないように身体に刻んで。
意識を飛ばしていた私は、目が覚めると彼の部屋を出て行った。
そのまま私は逃げるようにマンションを引っ越した。
彼の温もりも優しさも全て忘れてしまいたかったのに。
彼から貰ったネックレスは、いつの間にか私の精神安定剤になっていて。
それから暫くして、“ディアハイヒール”という曲を聴いた。
彼が誰を想って歌っているのか、私は自惚れではないと確信した。
何度も何度も家の中で泣いて、
私の涙を拭ってくれる彼はもう隣にはいなくて。
自業自得なのに、私は壊れていった。
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らら - この作品好きすぎて更新されないかなー、なんて毎日覗いてます笑 もう更新されないですか…？🥺 (2022年1月12日 8時) (
レス) id: d67a593831 (このIDを非表示/違反報告)
Hanavi(プロフ) - コメントありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！！ (2020年6月2日 13時) (レス) id: 9b00aa192d (このIDを非表示/違反報告)
nyan,(プロフ) - わああああ（ ; ; ）お話大好きです、更新楽しみにしてます！ (2020年6月2日 10時) (レス) id: a978adf168 (このIDを非表示/違反報告)
Hanavi(プロフ) - 紅一点のお話は沢山あるので内容が似ないように気をつけていますが…全てのお話を私も読んでいる訳ではないので、教えてくださってありがとうございました。似ているものがあるようなのでお話を変えました。今後も読んでいただけると嬉しいです。 (2020年5月28日 8時) (レス) id: 51902a0f86 (このIDを非表示/違反報告)
なまえ(プロフ) - 水をかけて「笑えよ、冗談やろ」のくだり、ほかのサイトさんと同じな気がするんですが、、たまたまですかね、、 (2020年5月27日 23時) (レス) id: f81b14178c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hanavi
| 作成日時：2020年5月24日 13時
