＃戻った日常と欠けた存在 ページ2
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脱落発表の後、初めてのアトリエ作業。
今日は早く着かないように、少し気をつかった。
……翔太くんは、きっと早く来ると思ったから。
予想通り彼は既に服を着替えて作業をしていた。
おはよう、と声を掛ければ当たり前のように返してくれるのだけれど。
思い詰めた表情に、私は心当たりがあった。
北「…翔太、どうすんの？」
渡「……放棄しようと思ってる」
作業中、そんな会話が聞こえた。
“放棄”って、告白の権利のことだよね？
あの日、シンデレラタイムに誘われた翔太くんには、
環奈がオオカミちゃんだったかどうかを知る権利がある。
だけど、その権利を使う代わりに
彼は他の女の子への告白の権利を放棄しないといけない。
今日はきっとその手紙を読むだろうと思って、
私はその場にいたくなくて、遅く来た。
芽「…当たり前だけど、みんな元気ないね」
白色のペンキを塗りながら、
隣にいた芽郁が呟いた。
こんなときに元気な方がかえって浮いてしまうのだけれど。
誰かに気をつかうように、
みんな少しひっそりとしていた。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年7月22日 15時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
あべさく担 - しょっぴー…環奈ちゃん…結ばれて欲しかったです (2020年5月21日 15時) (レス) id: 7ba432eed6 (このIDを非表示/違反報告)
あべさく担 - ページ21、感動しました。ボロ泣きです。 (2020年5月18日 17時) (レス) id: 7ba432eed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hanavi
| 作成日時：2020年5月13日 17時
