無理なものは無理 ページ4
.
「ーーー私すぐに戻りますからね」
「うん、案内して欲しかっただけだからネ」
「ていうか神威さんなら高杉さんの部屋くらい分かりますよね。私の案内いります？」
エレベーターに乗りながら私の心臓はバクバクと嫌な音を立てる。
ずっとニコニコしてる神威さんと密室で2人きり、っていうのもあるし、高杉さんに近づいてる感が半端ないんだもん。
「Aチャンってさ、好きな人いるの？」
「何ですかその質問分かっててやってるんですかドSですか嫌がらせですかそんなに私の困った顔見たいですか」
「…そんな返事が返ってくるとは思わなかったよ」
でも、
「好きな人いないんだったら、俺にしない？」
「…はい？」
いきなりそんなこと言われて、気がついたら神威さんと壁の間に挟まれていて、
「じゃあそういうことだから」
「いや、どういうことですか」
訳わからないまま神威さんはエレベーターを降りて行ってしまった。
訳わからないし、本当に私の案内いらなかったよね。
「ーーー…今はそれどころじゃないのに」
続く
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刹那(プロフ) - 早く続きが読みたいです！更新お願いします！ (2020年3月5日 18時) (
レス) id: 9b87fec193 (このIDを非表示/違反報告)
中村千尋(プロフ) - 更新頑張って下さい!!とても続きが気になります (2019年6月18日 22時) (レス) id: a991a170a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hanavi
| 作成日時：2019年6月16日 9時
