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茅野side
「ーーー茅野っ！！」
上から降りてきたのは逢沢君だった。
彼は私の名前を呼んで私の隣にしゃがみ込んだ。
「ーーー先生が、」
そう言いながら彼の顔を見た。
ゆっくりと首を回して、震える唇に鞭打つようにして次の言葉を絞り出す。
「止められなかった、」
「いいんだよ、それで」
彼から返ってきたのは予想外の言葉だった。
止めなくていい、って聞こえた。
「先生が、そう言ってたから」
“最終的には、俺が、全国民の敵になる必要がある”
“そしてこれは、茅野のためでもある”
「その言葉を信じて、先生に協力したんだ」
「ーーー…私の、ため、？」
「うん、…それから、」
“それから、とある生徒のためでもある”
“ーーー誰ですか？”
“ーーー…神橋Aだ”
「神橋さんのためでもあるんだ」
「ーーー…神橋、さん？」
そのとき、逢沢君の背後で音がした。
彼が振り返ると、そこには神橋さんがいた。
彼女の瞳は暗闇でも分かるくらいに赤かった。
今なんて、と言った。
彼女の声は震えていた。
何を言っているのか分からない、という表情を浮かべていた。
「ーーー…先生は、どこに行ったの、」
そう言って、涙がこぼれた。
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羅水 - 完結おめでとうございます！3年A組がもっと好きになりました！ (2019年4月13日 16時) (
レス) id: 46509c50c0 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 完結おめでとうございます!! また最初から読み返そうと思います。 (2019年4月8日 17時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
Hanavi(プロフ) - 失礼しました (2019年4月1日 20時) (レス) id: 5a9b3d8683 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年4月1日 19時) (レス) id: 977ff24faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hanavi
| 作成日時：2019年4月1日 19時
