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茅野side
準備室の方に走って行った神橋さんが帰ってきた。
彼女の瞳から涙が溢れていた。
神橋さんはその涙を拭うことをしなかった。
重力に逆らうことをせず、力に任せて流れる涙は儚かった。
「Aっ？！どこに行ってたの！！」
「ーーー…先生が、」
「ぶっきーが？何かあったの？！」
「ーーー……ゃう、、」
「…え？」
「ーーー…消えちゃう、、」
震える唇でそう呟いた。
それを聞いた途端、私は教室を飛び出した。
初日、先生に見届けるように言われてずっと信じてきた。
蓋をしたものが真実なのか偽りなのか、
それを確かめるためにずっと授業を受けてきた。
だけど、先生が悪者になればなるほど、
何かを背負いこもうとすればするほど、
つらくて、
もうやめてほしくて、
揺らいでる自分がいる。
神橋さんも同じなのかな。
ずっと先生を見て、信じて、
誰もが先生に疑惑の目を向けている時も、
先生を綺麗な瞳で見つめていた。
揺らいでるのかな、
神橋さんも。
「ーーー…先生っ！！」
準備室に入ると先生はいなかった。
下に降りると先生が刑事さんに銃を向けながら歩こうとしていた。
「ーーー…先生は、どうして、何のためにこんなことしてるんですか、」
「ーーー…Ｌet's think.」
「ーーーせんせ、っ！！」
先生は凄く優しい顔で振り返って、
そうしてボタンを押した。
その瞬間、天井が崩れる。
私と先生の間に崩れ落ちる瓦礫。
進もうとした私の行く手を阻んだ。
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羅水 - 完結おめでとうございます！3年A組がもっと好きになりました！ (2019年4月13日 16時) (
レス) id: 46509c50c0 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 完結おめでとうございます!! また最初から読み返そうと思います。 (2019年4月8日 17時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
Hanavi(プロフ) - 失礼しました (2019年4月1日 20時) (レス) id: 5a9b3d8683 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年4月1日 19時) (レス) id: 977ff24faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hanavi
| 作成日時：2019年4月1日 19時
