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方法 ページ4

「それじゃあ一つの部屋のカギあけとくねー!」
軽快な声でカギを開けるジュア。
私は軽くお礼を言って、その部屋に入っていく。
真っ暗な道を淡々と進む。
…ジュアの言ってた大きな水槽は、どこにあるのかな。
ただの一本道をただただ進む。
ぽちゃん、ぽちゃん、と水の滴る音が、進むたび大きくなってくる。
もう少しだけ進むと大きな水槽がみえてきた。
「これが…水槽…」
ものすごく大きいガラスの水槽だ。
少しだけ、眺める。
水槽の端に大きな梯子がかかっている。
「そういえば…ジュアは水槽に飛び込めって言ってた…」
ゆっくり梯子に足をかける。
水槽の上まで登る。
吸い込まれそうな水の中。
滴る水に波紋を残す。
ふと、水面に映る自分の顔をみる。
…そこに映っていたのは、ウォリンさんだった。
「やあ、クレアちゃん。さっきぶりだねぇ。」
憎たらしくひじをつき、ニヤリと笑っている。
「…ほんとに飛び込むのかい?
君が知らなくてもいいことだってあるんだよ?
…まぁ、僕は君に出来ることはないんだけどね。そうだ、教えてあげるよ。
メモリーを探す方法は、君の過去の記憶をもう一度体験するんだ。そうすればメモリーを見つけられるよ。
結構簡単にまとめたけど解ったかい?
…あ、時間だ。僕はそろそろいくね。goodbye。」
そう言って、ふわりと消えた。

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作者名:花咲きなこ@ゆかりんかわゆす | 作成日時:2015年11月29日 11時

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