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メモリー ページ2

「…それをとると、どうなるの?」
「記憶が少しずつ戻るのさ。…おっと、時間だ。僕はそろそろ戻るね。」
そう言い残したウォリンさんは、ふわりと水面から姿を消した。
その水面には私の顔が写っている。
少し、ゆらりと揺れながら。
キラリ。水面が光る。
ふと、『それ』を拾い上げる。
ガラスのかけらのようなそれは、
ふわりと光り輝いて、私の胸の中へ入ってくる。
「私は…クレア…」
自分の名前を口に出す。刹那、ずきんと頭に激痛が走る。
「痛っ!!」
床にへたり込む。頭痛が治まるまで。少し、
息を荒げながら。
「はぁっ…はぁっ…」
ゆっくり、ゆっくり、呼吸を整える。
少し、頭痛もよくなった。
ゆっくり立ち上がる。
「さっきのが…メモリー…?」
ふと、呟く。
また、前へ進む。
暗い暗い場所をひたすら歩き続けた。
何分歩いただろうか。
光が見えてきた。
その光に沿って歩いていく。
…そこには、大きな広場があった。

広場→←始まり



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作者名:花咲きなこ@ゆかりんかわゆす | 作成日時:2015年11月29日 11時

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