工業女子の愉快な日常

インフルエンサー ページ5

翌日……

担任｢ねぇ……なんか欠席増えてるんだけど……wwwあいつもインフルこいつもインフル、14もインフルいるよwwww｣

4組｢やばぁwwww｣

担任｢もーお前ら頼むよーw｣

その後、午後には更に3人減った。

そう。熱が出たら強制的に帰らされるところまで来たのだ！！

数学｢うん！人がいない！自習！｣
物理｢うん！いないね！自習！｣
建築設計｢授業なんてできない！製図に変更！！｣
体育｢試合するかぁ｣
etc.....

それはそれは授業が進まないのなんの。

その日の6限。とても暇だったらしい根夢くんは肌が白く綺麗で顔の整った堀田くんが

堀｢これまずい。｣

と残したアールグレイティーを投げてキャップの方で立てようと、真面目だけどお調子者の卓球部本川くんと勝負をしていたその時だった。

根夢くんはニタリ。と笑ってカルピスソーダを飲んでいる友人の元へ……

根｢ちょ、これもらってい？www｣

あろうことか、それをアールグレイティーの中にドボドボ追加し……

根｢江田〜wwwwこれ飲んでみて？ww｣

江｢え、待ってこれ絶対やばいやつでしょwwwちょ匂い匂いwwww……オェェェェ！！くっさ！きもちわ、おぇぇ！！！｣

根｢えwwwwそんなに？……オェェェェwwwこれやべぇ！wwww飲んでみてwww｣

江｢待ってwこれヤバいっ…まっず！！！！おぇぇ！！！！｣

根｢はははっ！！！www｣

その見るからにダメな液体をそのまま、長身イケメン不良バレーボーイの松嘉田くんの所に持って行って

根｢これ飲んでみてwちょーうまいから！ww｣

松｢は？え、待って待って！！ほんとにうまい！？｣

根｢うんwwww美味いうまいwなー！江田！！｣

江「うんwwww」

松「うるせぇ！！！この学校奴の言うことなんか信用出来ねぇんだよ！！！」

クラス「爆笑」

その後情報電子科の3組、1年生にまでインフルエンザは広がり、学校は騒然となった。恐らく校歌練習の時に広まったのだろう。
私達4組はインフルエンザのインフルエンサーとして話題は持ちきりだった。




飲み物で遊んじゃだめ。絶対。

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