気づいてないのは本人だけ...

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ソジュンside









何故かことは淡々と進んだ







残りの高校生活は事務所のある付近の高校に編入する形になるらしい






あと半年しかないのに無理だろって思っていたが







先生「ソジュン、よかったな

向こうにうちの姉妹校があって」







なんで姉妹校なんてあるんだよ






俺の思いとは逆に






編入も寮への手続きも終わってしまった...






そう、終わってしまった





これで俺は今更逃げることが出来なくなってしまった






どうしてこうなるんだよ







そして今日俺は









『...来ちゃったよ...』









俺が受かった事務所は”Big Hit Entertainment”








あの時その日に近くでやってたオーディションを受けた俺はよくこの事務所を知らない









唖然と事務所の前に立っていた俺の後ろから声が









？「すいません。通ります。」









多分同じ歳くらいの人が少し不機嫌そうにそう言った。








考えてもみれば俺は事務所のドアの前に入りもせず突っ立ていた。









『あ、すいません。』







俺は即座に場所をずれ道を譲る









？「...ども。」







俺を通り過ぎて事務所に入っていく人はなんかこう...







雰囲気が魅力的だなって思った。






あの人もここに所属してるのかな？？





先輩...かな？





そう考えていると俺はさっきまでの不安や緊張がなくなっていた。








あの人見たら不思議と大丈夫になってしまった。





凄いな。









息を整えた俺は、ついに事務所に入った









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