誘惑王子7 ページ8
朝からいとも容易く翻弄されたり、こうして恋人...のような事をされたり
散々とも言い難い、そんな今日をまだ憎めない
だって
俺の隣には、Aが手を絡めて歩いているから。
A「...」
泉「...」
「今日は少し肌寒いね」と、独り言の様につぶやいてからはずっと無言
それでも俺の熱は手から伝わってしまっているだろう
...ふと横顔を見上げると、紫色の瞳が俺を捕らえた
A「何見てたの...?...ふふ、前見て歩こうね♪」
泉「なっ...べ、別に。...」
ちらりと見られた後、ふと立ち止まりこっちに顔を向けて微笑みかけた
...本当は嬉しい
本当はもう少し一緒に居たい
本当は...
A「あぁ、そうだ泉。...この先のクレープ屋さんまで一緒に来てくれるかな?...妹に買ってきてって頼まれてたのを忘れてたよ」
泉「...!...良いけど」
A「ありがとう。...これでもう少し、泉と居られるね」
そういう所が大好きなのに
上手く表現できないのは俺のせい。
A「ええと...何だったかな。苺とホイップ...?...フルーツだっけ...?」
泉「...そんなカロリーの化け物よく食べる気になるよねぇ」
A「そんな言い方しないでよ〜...俺も食べてみたかったんだから...。」
え、待って
何そのむすっとした顔...
可愛い...!
泉「はいはい...じゃあこれで良いんじゃない?クリームもそこそこだし、フルーツならね」
A「うん...美味しそうだね...!泉は選ぶのが上手だね...♪」
柄にも無くキラキラ目輝かせちゃってさぁ本当...もう...(
A「わぁ...!ありがとうございます...♪」
「は、はい!ありがとうございました...♡」
その笑顔は誰にでも向けないで
また一人惚れちゃったじゃん...ばか
両手にクレープを持つAの顔は、子供みたいにキラキラしてすごく可愛い
しかも隣で、「早く食べたい...!公園に行こう...!」なんてノリ気なのも本当に可愛い
俺がAに癒やされている間に、近くの公園についた
ベンチ以前に、人も居なくて２人きりだと確信した瞬間、熱が上がる
A「ね、泉...食べてもいいかな...!」
泉「別に言わなくても食べなよねぇ」
A「いただきます......ん...美味しいよ。泉、食べる?」
泉「...えっ」
口の中いっぱいに含んで笑顔になったかと思えば、そのクレープを持ってこっちを見てくる
...え...でもこれって
Aに食べさせて貰うって状況?
A「いらない...?」
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そらっちゃん(プロフ) - 『誘惑王子６』で章臣くんと絡ませてくれるあなたは神だ。 (2020年4月30日 19時) (
レス) id: 02f484fb70 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!(プロフ) - みーこさん» あああありがとうございます!題名は全て悩みに悩んで付けているので、そう言っていただけるとすごく嬉しいです(*^^*)可愛い系になりがちな男主達です(が、これからもよろしくお願いします! (2020年1月17日 16時) (レス) id: d4d7da6680 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - 「誘惑王子」という題名に惹かれて愛読してます(^_-)男主が可愛くて好きです！ (2020年1月17日 15時) (レス) id: ad66a60e86 (このIDを非表示/違反報告)
。＃vll - 朝凪世一!さん» お願いします！！ぜひ！よろしくお願いします！！ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 01ebef5845 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!(プロフ) - 。＃vll さん» そうですね!!!(*^^*((←可愛いさと色気を出してできるだけ多くの子たちを翻弄させようと思います(できたら読者様も...! (2019年12月8日 23時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝凪世一! | 作成日時：2019年8月22日 3時
