誘惑王子3 ページ4
A「ん〜......っ...ふぁあ...」
軽い伸びをしたら、ついでにあくびも出ちゃった
二時元目の体育が終わり、着替えを済ませた後
休み時間の内に抜け出して、人の少ないガーデンテラスへの道を進む
授業に出てもたいして意味もないしつまらない
とくに成績には響かないから、たまに数時間サボり気味...。泉に怒られちゃうけどね...
猫でも居ないかな、と歩み進めて行くと
大きな猫と女の子が木陰に隠れていたね
どういう事だろう。少し声をかけてみようかな
A「こんにちは。...大きな猫さんとお嬢さん」
凛月「...ん〜?...あ、Aだぁ...♪」
おやおや、女の子の膝に寝転ぶなんて
ふと、ブラウンの髪を揺らして俺を見上げる女の子
可愛いね。きょとんとしてるよ...♪
凛月「ねぇA...一緒に寝よう...?」
女の子の膝の上に寝転んだまま、両手を伸ばす凛月くん
可愛いらしいけどそれより、この状況はいけないね
A「こら、起きなさい。...ごめんね?大きな猫さんに絡まれちゃったね」
凛月くんを正面から抱きかかえて、女の子から退かす
全身の力を抜いているから重たいね。というか、もたれかかっているけれど
あんず「あ、あの...」
A「うん...?」
もたれかかって抱きついてくる凛月くんをぽんぽんと優しく撫でて、口を開いた女の子を見つめる
あんず「えっと...凛月くんとどういう関係で...?あ、すいません!急に変な質問を...!」
おや、どうして赤くなるのかな?
そんなに焦らなくても、ゆっくり質問に付き合うよ
A「そうだね...友人。かな」
凛月「...友人よりもっと深い仲でしょ?...Aの意地悪」
A「...そっか。...じゃぁ、そうなってみる?」
首すじに顔を埋めて、むすっとする凛月くんの耳元でそっと囁く
「どうなりたい?」と聞くと、ぶるっと震えてもっと抱きついてきた
凛月「っ〜...Aの......ばかっ」
A「ふふ...そんな訳で、友人。という仲だよ。
それより君は、どうしてアイドル科の制服を着ているんだい?...迷子の子猫ちゃんなら、送って行ってあげるよ」
あんず「うぅぁあ尊い......はっ...い、いえ!違うんです!...私は新しくできたプロデュース科の者で...まぁ、一人しか居ないんですけど。怪しい者じゃないです!」
背中を撫でながら問うと、聞き覚えのあるような単語に目を開いた
A「プロデュース科...?」
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そらっちゃん(プロフ) - 『誘惑王子6』で章臣くんと絡ませてくれるあなたは神だ。 (2020年4月30日 19時) (レス) id: 02f484fb70 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!(プロフ) - みーこさん» あああありがとうございます!題名は全て悩みに悩んで付けているので、そう言っていただけるとすごく嬉しいです(*^^*)可愛い系になりがちな男主達です(が、これからもよろしくお願いします! (2020年1月17日 16時) (レス) id: d4d7da6680 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - 「誘惑王子」という題名に惹かれて愛読してます(^_-)男主が可愛くて好きです! (2020年1月17日 15時) (レス) id: ad66a60e86 (このIDを非表示/違反報告)
。#vll - 朝凪世一!さん» お願いします!!ぜひ!よろしくお願いします!! (2019年12月9日 23時) (レス) id: 01ebef5845 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!(プロフ) - 。#vll さん» そうですね!!!(*^^*((←可愛いさと色気を出してできるだけ多くの子たちを翻弄させようと思います(できたら読者様も...! (2019年12月8日 23時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朝凪世一! | 作成日時:2019年8月22日 3時