奇人勝りのギャップ王子〈ご?!〉【あんスタ】【男主】

ギャップ王子224 ページ30

泉「な、何この列....って、握手会?はぁ!?」



A「宣伝聞いてくれてありがと〜っ明日のイベント楽しもうな!あ、違う。ぜーったい楽しませるからな!あははっばいば〜い☆」



「ばいばーい!」





地域イベントの開催場所である公園のステージの下、宣伝を聞いて集まった人と握手を交わすA


なんでか知らないけど日々樹も居るし、一体こいつら何して...




A「お、何十人目だかのお兄さん!えへへ、宣伝聞いてくれてありがとな〜♪握手したいから手出して!出さないならほっぺの強度確かめるぞ!つんつんって!」




泉「えっあ....!?...ど、」



....どうしよう。


っていうかこいつ俺って気づいてないわけぇ?


帽子にサングラスで、若干の変装(?)はしてきたつもりだけどさぁ...



気づかないってそれはなくない?((





A「なぁ、お兄さん。」



泉「...な、何ですか」




いくら握手会(?)だからって言っても流石にこの距離はダメでしょ。



って言う側から何近づいてきてんのこいつちょっと待っ...近い近い近い近い近いちかっ...近すぎるんだけどぉ!!?





顔を覗き込まれ、長い髪が俺の肩に触れる程の距離



サングラス越しに視線が交わる



両手をぎゅっと握られたかと思えば、...






A「んーと、....来てくれてありがと。




せな...?」





耳を掠めた小さな吐息


優しい声の後には、”いつもの”無邪気な笑顔



...ではなく、




はにかむような表情で、嬉しそうに細めた瞳に映る自分の姿



ぎゅっと包まれた両手が、剥がし役(の日々樹によって離されていく







その後、俺は近くのホテルに泊まることにした。




泉「ま、まぁ......行ってやらないことも無いけど



...明日のイベント」




仕事が急に入ってきたりしなきゃ大丈夫なはず...







.









A「....あ、宣伝聞いてくれてありがと〜☆」



夏目「Aにいさん、ボクだヨ」




A「え?何か言ったか?明日のイベントもぜーったい来て欲しいぞ!お願い!あははっ強制はしないけど♪」




夏目「あの人もう居ないかラ」





そこまで言うと、Aにいさんの綺麗な瞳からふっと目の光が消え、ガッとボクの両肩を掴んダ



弱々しい声デ「も、もう行ったか?本当?もう居ない?ていうか今日せな居たの?」なんて早口で問いかけてくル




渉「きっとAが心配だったのでしょうねぇ...」



A「心配でここまで来るか?しれっと居たぞ?昨日の今日だぞ!!?怖いんだけど!?」




Aにいさんにさえストーカーと思わせる瀬名センパイって...

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