【ﾊｲｷｭｰ!!】王様のお兄様【男主】part2

お兄様-32 ページ10

影山side


俺のツーアタックが決まると、会場はますます煩くなった





日向『俺に上がると思ったのにぃぃ!!!』

影山『うるせぇ、決まったんだからいいだろ』

田中『んだよ影山!!いいじゃねぇか!!』

影山『うっす』






田中さんに肩を叩かれたと同時に、俺は兄貴の方を見る



兄貴もこっちを見ていて、ちょうと目が合った









あぁ



もう、いい









俺は









影山『兄貴!!!』







俺が叫ぶと、周りの視線が俺に突き刺さるのがわかった









影山『俺は…俺たちは…兄貴をこえる』








だから、だから…









影山『ちゃんと、本気出せよ!!!!』









まだ煩い会場の中で、兄貴はゆっくり口を開いた









『おう!!んなの分かってらぁ、飛雄!』







ネットの下から出た兄貴の手に自分の手を当てると、パンっと音がなる









『…飛雄、勝負はこれからだ』

影山『おう』









離れた手は、やけにあったかく感じた

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