日常3 ページ5
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『ちょっと総一朗くん?それ銀さんの団子なんだけど』
『気のせいでさァ』
『何が気のせいだクソガキ!!紛うことなき真実だろうが!!!吐け!!吐き出せ!!』
『旦那ァ、俺が今吐き出したとして…あんたはそれが食えるんですかィ?』
『食えねェよ食わねェよ!!お前が食ったって事も気に食わねェの!!』
仕事中であろう総一朗くんが俺の隣に居座り団子を貪り食うこと早数10分
このマセガキは仕事に戻ることもせず茶をすすっている
『ったくよォ〜、どうしてこうも真選組ってのはまともな奴がいねェんだか』
『ありゃ、そりゃあAも入ってるんですかィ』
『バカヤロー、俺はそもそもAが真選組とかいうパラリラな集団に入るだなんて認めてねェんだよ』
『でも実際入っちまってるんでねィ』
そう呟いて総一朗くんは空になった湯呑みを置く
『…総一朗くんさ』
『旦那、総悟でさァ』
『Aに気ィあったりしないよね』
『沖田さんんんんん!!』
俺がそう言うと同時に、叫びながらこちらに向かってくるA
かなり疲れているところを見ると、ずっと総一朗くんを探し回っていたらしい
『あ、兄上もいらっしゃったんですね…団子も程々にして下さいよ!
ほら沖田さん!!行きましょう!』
『あーはいはい』
未だだらけているそいつの腕を引っ張り上げ、1人で歩いて行くA
…苦労人か
『はーあ、それじゃあそろそろ行きやしょうかねィ』
総一朗くんは持っていた団子の串を皿の上に置き、伸びをしてからポケットに手を突っ込む
歩き出した足を止め、横目で俺を見ながら口を開いた
『…俺がAに好意を抱くってのは、無きにしも非ずですぜィ』
じゃ、失礼しまさァと背中を向けて手を振る総一朗くん
俺は食いかけだった団子を食ってから立ち上がり、レジに向かった
『あ、すいませェん、お代なんですけど、真選組の総一朗くんに付けといてくれますゥ?』
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花松愛し隊(プロフ) - ginさん» 繰り返しの返信失礼致します!!くぅ…!そこんとこの銀さんはやっぱかっこよくしたくて…!そう言って頂けて何よりです!!こちらこそ長文すみません!!繰り返しの言葉になりますが、更新頑張ります!! (2017年8月20日 23時) (レス) id: 6badd87d48 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - はい!更新楽しみに待ってます!(^ー^*)あと、個人的には夢主を土方さんがビンタしたときの「銀さん」が好きです!笑笑長文失礼しました (2017年8月20日 18時) (レス) id: 0991cc0d5f (このIDを非表示/違反報告)
花松愛し隊(プロフ) - ginさん» 待ってくださいめっちゃ嬉しいです褒め殺しですかちょっと!!!これからももっと楽しんでいただけるように頑張りますので、よろしくお願い致します!!ありがとうございます!!!! (2017年8月18日 23時) (レス) id: 6badd87d48 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - この話、今までの中で1番銀魂らしいのにきゅんきゅんして面白いです!これからも更新頑張ってください! (2017年8月18日 20時) (レス) id: 0991cc0d5f (このIDを非表示/違反報告)
花松愛し隊(プロフ) - フルーツポン侍さん» うわあああああああありがとうございます!!!!そうですね…これからもっと過保護にしていこうと思います!!今よりも面白く出来るように頑張りますので、よろしくお願いします!! (2017年8月12日 22時) (レス) id: 6badd87d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花松愛し隊 | 作成日時:2017年8月12日 21時