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山本side
僕は人には絶対に言えない秘密がある。
僕の恋愛対象は男の人であること。小学校の時、気になってる人に告白をした。
貶されて、軽蔑されたこと、体がしっかりと覚えている。
もう恋を抱くのはやめようと思っていたのに…
あなたが現れて、世界が変わった。
彼、いや、こうちゃんはいつでもキラキラしていて、僕を虜にした。
こんな僕でもいろんなことを話してくれて、教えてくれて。
最近やっとわかったんだ。こうちゃんのことが好きなんだって。
気がつけば彼を目で追っているようになってしまった。
今日だって、物理の授業中ノートをとってるこうちゃんに見惚れてしまうほど。
あと今日の須貝先生は変だった。
今まで隣と相談することなんてなかったのに。
まあ僕はこうちゃんと喋れてよかったんだけど。
こ「よしくん、わかる?」
『え?僕はこう思うんだけど…』
こ「あー確かに、それかも。」
彼は、後からすごいねと付け加えてにこっと笑う
思わずこちらからも笑みが溢れてしまう。
須「おーし今日は7月18日だから…油断している山本!!」
『うぇ!?ぼく!?』
びっくりして変な声が出る。
そして君はケラケラと笑う。
こ「へへっ変なのw、頑張れ〜よしくん〜」
『え…っと18m/sですか?』
須「正解!やるな〜」
舐めんなよと思いながら、横を向くとすごいね。と褒めてくれた。
些細なことでも君は褒めてくれる。
そんな感じで授業は終わった。
須「よーし!お花クイズをするぞ〜!」
なぜに?とわいわい騒ぐ。
こ「物理の授業なのに?」
須「細かいとこは気にすんな。それではこちら!デデン♪」
効果音(セルフ)で画面にピンクの小さい花が表示させられる。
どっかで見たことがあるような…
こ「?分かんな…なにあれ?」
悩んでるこうちゃんを横目で見つつ、いいとこ見せたいから頑張って思い出す。
小さくて、ピンクで…
『あ!わかった!』
須「お!じゃあ行ってみろ!」
『これは撫子だ!』
須「せいかーい!」
周りからすげーと言われた。
結構思い出すのに時間かかっちゃた。
須貝先生がまた一言
須「お前みたいだな。」
なんとなく煽られてるように最初は思った。僕が小さいから。
そして言い返そうとした時、須貝先生はウインクをする。
何か隠されてるのかと思い、思考を巡らす。
花言葉…あっ…
なーんだ最初っからバレてたんだ。
応援してくれたんだね。須貝先生。ありがとう。
こうちゃん。待っててね。僕頑張るから
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野桜いちご - お気に召していただき本当によかったです!あと一話kwkmさん視点で続くのでお楽しみに!! (4月4日 20時) (レス) id: c3f43ac855 (このIDを非表示/違反報告)
かい - 読みました。本当に最高です…!!ありがとうございます、あなたの作品が大好きです! (4月3日 11時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
かい - 大丈夫です!ありがとうございます!! (3月15日 20時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
野桜 いちご - かいさん» リクエストありがとうございます!結構時間が空いてしまう可能性があります。ご了承ください。 (3月14日 20時) (レス) id: c3f43ac855 (このIDを非表示/違反報告)
かい - リクエストよろしいでしょうか?izkmの依存が見たいです…お願いします! (3月14日 20時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野桜 いちご | 作成日時:2023年10月15日 17時