検索窓
今日:36 hit、昨日:14 hit、合計:10,913 hit

ハルシャギク【izw×kwkm】 ページ1

伊沢side

ハルシャギクが咲く季節

俺は家を出て学校に向かう。夏も本番に差し掛かってきたためセミの合唱が始まっていた。
スマホを取り出そうとバックを探る。そのまま歩き続ける。
「どんっ」と言う前から鈍い衝撃がかかった

前には金髪の人が倒れていた。凄く綺麗な人だった。
彼は急いで立ち上がり、俺に手を差し出す。


「すみません、大丈夫やった?」

『だっ大丈夫です。こちらこそ…すみません。』


起き上がるために彼の手を借りることにした。彼の手はとても、温もりがあった
彼は本を拾い微笑んだ


「本当にごめんな。こっち本読んでて、ぶつかってなぁ」

「じゃあ僕行かなあかんから。また会えたら」


彼は手を振りこの場を去った。地面に目をやると彼のいた所に一枚のハンカチが…
拾い上げてみると花の刺繍が、彼がやったのだろうか。


『また…会えるかな』


そう信じてハンカチをギュッと握りしめた。


ーー
今日は転校生が来るらしい。
ガラッと教室のドアが開く。開いたドアと共にムシッとした熱気が流れ込んできた
けれどそんな熱を薙ぎ払って教室に入ってくる爽やかな彼。俺は思わず目を奪われた。

さらっとした髪、光が差し込んでいたためキラキラと照り輝く。耳元で揺れるピアス
がっつり校則違反だが、そんなことはどうでも良かった。
朝の彼だ。

黒板にカツカツと字を書き始める。彼の字はとても綺麗だった。
その黒板には『川上拓郎』と整った字が

そして彼が口を開く


「川上拓郎です。これからよろしく」


周りからは拍手が、俺は動けなかった
彼の魅力に釘付けになっていた。あぁこれが…

気が付けば目で彼を追っている。伝えたい…この気持ち

・→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
設定タグ:きゅーけー , ノックイズ , BL
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

野桜いちご - お気に召していただき本当によかったです!あと一話kwkmさん視点で続くのでお楽しみに!! (4月4日 20時) (レス) id: c3f43ac855 (このIDを非表示/違反報告)
かい - 読みました。本当に最高です…!!ありがとうございます、あなたの作品が大好きです! (4月3日 11時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
かい - 大丈夫です!ありがとうございます!! (3月15日 20時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
野桜 いちご - かいさん» リクエストありがとうございます!結構時間が空いてしまう可能性があります。ご了承ください。 (3月14日 20時) (レス) id: c3f43ac855 (このIDを非表示/違反報告)
かい - リクエストよろしいでしょうか?izkmの依存が見たいです…お願いします! (3月14日 20時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:野桜 いちご | 作成日時:2023年10月15日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。