どこでもない場所 ページ40
寧「それより私達、どうなったんですか？部屋が沈んで…、ここは…境界…？零華、ここってどこなの？」
ようやく周りを見回した私たちは気づきました
ここは扉やもっけちゃんたちがたくさん、でも水はありません
境界と違い水がないため、ならここはどこなのだろうと思っていると、どこからか花子くんの声が聞こえました
レ「私が花子さんやってたの何十年前だと思っているの？もう忘れたわよ、境界じゃないのは確かだけど…」
花『姉さんの言う通り、境界とはちょっと違うかな』
寧「‼この声…、もしかして花子くん⁈どこ？来てくれたの？」
夏彦先輩と零華と一緒に辺りを見回すけど、花子くんの姿はありません
花『こっちこっち、やあ、ヤシロ』
現れたのは、ラジオでした
もっけちゃんが持ってきてくれたようです
寧「ラジオ…？」
花『そ、そんな所にいるってことは、また騙されたのかな、俺がちょっと目を離すと、すぐイケメンと怪異に引っかかるんだから……、困った助手だね』
寧「はなこくん〜〜〜」
久しぶりに聞いたように感じてしまった花子くんの声に、嬉しさのあまり泣いてしまいそうになる
寧「私誘拐されてねっ、お茶会でねっ、気をつけようと思ったんだけど、お菓子が美味しくてそれでそれで」
レ(……八尋寧々、私が授業を受けているときにお菓子食べてたのね)
花『何か俺に言うことは？』
寧「騙されてごめんなさい」
花『ハイ、それと姉さん』
花子くんに呼ばれた零華は肩をびくつかせた
花『赤杖代の片割れ、今どこにいるの？』
レ「……私と一緒にここに来たわ」
花『それでどうやってヤシロを助けるつもりだったの？』
レ「それは〜……」
花『……姉さん？』
レ「脱出ルートをなくしてしまってごめんなさい」
花『ハイ、まったく二人してうっかり屋さんだな〜、それじゃ、いつまでこの通信ももつかわからないから手短に言うよ、ヤシロと姉さんが今いるそこは、彼岸でも此岸でも境界でもない…
どこでもない場所』
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桜並木(プロフ) - 紗理奈さん» ありがとうございます (2020年9月16日 0時) (
レス) id: ba34a9a86c (このIDを非表示/違反報告)
紗理奈 - めっちゃおもろいです! (2020年9月13日 21時) (レス) id: 38501a419f (このIDを非表示/違反報告)
桜並木(プロフ) - 花っち�擦気�» ありがとうございます！！そう言ってもらえるのはじめてなのでめっちゃ嬉しいです！これからもマイペースではありますが更新させていただきますので、楽しみにしていただけたら幸いです(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2020年2月3日 19時) (レス) id: ba34a9a86c (このIDを非表示/違反報告)
花っち�� - えっと、文才の大洪水ですね(アホ)めっちゃおもしろいです！応援してます！ (2020年2月3日 18時) (レス) id: a210479166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜並木 | 作成日時：2020年2月2日 11時
