21*Daiki ページ1
Aごめん、今ちょうど引越し業者さん来ちゃった!
荷物少ないし多分30分くらいで終わると思うねんけど、
待たせるの悪いし、スーツケース取り行くよ!
大毅まだ時間あるから、待っとるで。
終わったら持って行くから教えてや〜
朝飯を食ったあと、朝8時くらいに俺ん家を出て、
Aの家の近くのパーキングに車を停めた。
流石に引越し業者に見られる訳にはいかんから
車の中で音楽をかけて歌いながら待ってると
30分後にAからお待たせとLINEが来た。
俺はトランクからスーツケースを取り出し、
Aの部屋へむかった。
オートロックを開けてもらい、
部屋の前まで着くとドアが開いた。
「ごめんね!お待たせ!」
「ええよええよ、おじゃましますう」
「スーツケースもありがとう!リビングのソファ座っといて〜!今お茶いれるね!」
Aは部屋の隅に置いてある6つの段ボールの中から
ケトルとティーバッグ、マグカップをふたつ手に取り、
キッチンに行った。
俺は言われた通り、ソファに座ってふうと一息ついて部屋を見渡すと、小さい段ボールのひとつに”west”と書いてあるのを見つけた。
「ん、なんやこれ」
すでにガムテープが剥がされていたので、
中を開いてみた。
ジャニーズWESTの今までリリースしたCD、アルバム、ライブDVDや俺の出た映画のパンフレットやドラマのグッズ、
ライブのグッズまでギッシリ詰まっていた。
さらには、ダンボールの隅にいくつものうちわが
立てかけてあった。
一つ一つ取り出して見てみると、
全部、歴代のライブで売り出されてる俺の顔のうちわだった。
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作者名:スイセンノウ | 作成日時:2022年1月18日 14時