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「次はー東京、東京でございます。」



新幹線に揺られ、うとうとしてた私は
アナウンスで目を覚ました。



スマホを見るとメッセージが来ていた。




大毅着いたで〜。八重洲パーキングの東駐車場のGあたりに車停めた。転ばんよーにな。




ありがとうと一言簡単に返信を打ち、
窓から外を眺めた。




高いビルには、どの階も灯りがついていて、
その下には仕事終わりのたくさんの人たちが歩いてる。




大阪と比べるとやっぱり比較できない大都会で




ついに来てしまったんだなあとしみじみ思った。





大毅は、ここで、私が大学生で遊んでた頃から




ひとりで社会人として戦ってきたんだなあと思うと




ほんまにすごい。




自分が社会人になってから
大変な思い、辛い思い、理不尽な思いをたくさん感じて
余計にそう思うようになった。




大毅が夢を現実にさせていくところを
近くで見てきて、たくさんの勇気をもらった。




、、なんてこと本人に言ったら調子乗るんだろうな。笑







小さい頃から、小説も雑誌もとにかく本を読むことが大好きなだった私はずっと出版社で働くのが夢だった。




でも、出版社に入るのはすごく狭き門で、
就職活動をする中、何度も諦めかけたけど、




ドラマや音楽番組でどんどん活躍してく大毅をみて、
踏ん張って、踏ん張って、なんとか夢だった編集者になることができた。




編集者になってからも、正直何度もやめようかと考えたこともあったけど、そんなときはジャニーズwestの曲を聴いて元気をもらっていた。




『異動の話が出てるんだけど、ちょっと考えてみてくれる?』




2週間前、上司からそう言われた。




それまでは大阪で小説誌の編集者をしていた。
でも、ずっと前から雑誌の編集も一度経験してみたいと思ってたし、ポストも上がるから、今までよりも責任のある仕事を任されるだろう。





愛着のある関西を離れるのは、葛藤もあったが、
成長のためには、環境を変える必要があると
感じはじめていたときに言われたこともあり、




少し迷ったが、行きますと返事をした。




今の目標は、私みたいなジャニーズに
勇気づけられた人たちの一人でも多くに
喜んでもらえるような雑誌を作ること。



といっても、ジャニーズWEST以外のジャニーズにら
疎くてほとんど知らないから、勉強しないとな、、



そんなことを考えながら私は東京に降り立った。

8→←6*Daiki



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きき - はじめまして、お話読ませていただきました。読んだ瞬間はまってしまい全部読んでしまいました。終始ドキドキです。早く続きが読みたいです。楽しみに待ってます! (2022年5月31日 21時) (レス) id: 596961ed1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スイセンノウ | 作成日時:2022年1月14日 21時

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