Tear ページ24
パタッパタッ
近ずく足音。早まる鼓動。
どーしよどーしよどーしよどーしよ
ガチャ
母「あら、お客様が来ていらしたのね。
こんにちは。」
骸「こんにちは！」
母「お友達？にしては大きいわよね。」
アタシが目線を送ると骸もアタシを見ていた。
そして小さく頷いた。
A「あのね、お母さん。この人はTearっていうバンドでドラムやってる骸さんなの。」
母「あら、そう。なんでそんな方が？」
A「実は、否定されんのが怖くて、誰にも言ってなかったんだけど、アタシこのバンドが好きなの。
でね、タワレコ行ったときにいっつもCDを見つめてたんだけど、この前ね、Tearのボーカルの零さんって方にたまたま会って、声かけられて、どういう巡り合わせか、Tearの新曲のPVに出たの。」
母「なんでそんなこと勝手にしたの？私に言えば良かったでしょ？」
ちょっと怒り口調だ。
A「嫌だったの、ダメって言われるのが。
怖かったの。
逆にTearのメンバーが怖いのから引っ張り出してくれるような気がしたの。」
アタシの頬には自然と涙がつたい、お母さんの怒り口調も一変、優しい表情でもどこか悲しげに頷いていた。
A「でね、ずっと言ってなかったけど、アタシ将来本気でバンドとして活動したいの！」
お母さんの目からも涙が溢れていた。
母「そうなの。そんなこと思ってたのね。
お母さんちょっと決めつけすぎてた。
思ってたことこんなにあったなんて。
あんたのやりたい事をやりなさい。
ただ、諦めちゃダメよ！」
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星凪 - アイス━匚〃]さん» コメ返遅れてごめんなさい＞＜とても嬉しいです！できたら書かせていただきます。 (2014年6月25日 22時) (
レス) id: 0196f40e63 (このIDを非表示/違反報告)
アイス━匚〃](プロフ) - あの、このお話とても気に入ってるんですけど、続きとかって書いてないですかね？良かったらもっと読みたいです！ (2014年5月4日 12時) (レス) id: 82679ba9e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星凪 | 作成日時：2013年12月27日 17時
