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『…貴方様からはなんだか懐かしい感じがして…』
失礼ですよねすみませんなんて言いながらその男は昔の話をし出した。
『…私の亡くなった父から受け継いだ話なのですが、父には妹がいたそうで。
大変麗しい女性だったと聞きます。幼い頃は消えてしまいそうな程か弱い女の子だったのにいつの間にか芯の通った強く美しい聡明な女性に成長したんだと嬉しそうに話していました。
でも小さな頃から虐められていたその方は次第に顔を隠すようになったそうです。そんな姿に心を痛めた父とその両親はその方を神に送る機会を与えられ、送ったそうです。
勿論その方の了承を受けて。
その方のためだとはいえ神に送ったことをいつまでも父は後悔していました。
きっと顔を見せにきてくれることを信じて父はずっと待っていました。
でもその時は訪れなかった。半年前、父は息を引き取りました。』
つまらない話をしてすみませんと言って父の写真を俺に見せてきた。
…そうか。やはりそういうことだったのか。
『叔母は元気ですか』
声が揺れる。青年は下を向いたまま動かない。
山姥切「…ああ。元気だ。幸せに暮らしている。」
音も出さず泣き始めた青年に手を置きありがとうと言ってその場を去る。
時の歪み、恐ろしい。これを主に伝えればきっと主は傷付いてしまうだろう。でも聡い主はもう気付いているのかもしれない。
酒呑「よぉ。山姥切国広。ちょっとお話をしようか。」
と帰る途中で捕まり、散々主の現状を言わされ、やっと帰れると思ったらこうしてついてこられたってことだ。しんどい。
ーーーーーーーーーーーーーーー
回想終了。
山姥切「はぁ。…主も疲れている。今日のところは帰ったらどうだ？」
茨木「え！？やd((酒呑「あぁ。そうしよう。」なんで！？え、ちょ、俺は残るっ！」
酒呑「駄目だ。久しぶりに二人で酒盛りするぞ。」
茨木「えぇ〜奢りね。」
よし。二度とくるな。
渋る茨木童子を引っ張りながらこちらを振り返った。
酒呑「はぁ。…山姥切国広、礼を言う。愛されているのであればそれで良い。愛を欠かすことがあれば容赦はしない。」
ﾋﾔﾘ
山姥切「…そのようなことは今後一切ない。」
ふっと笑みを浮かべて消えた鬼たちに安心する。
さて、今の冷気を感じ取った者の足音が聞こえる。説明するのかこれは。
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ぽんちょ - すごくおもしらいです 和泉守さんです (2021年12月8日 21時) (
レス) @page4 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 推し言います。獅子王・伊達組です！もしよろしければ今後出してみて下さい！ (2021年12月1日 8時) (レス) @page4 id: c9bcda61dc (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 水無月 リムさん» ひえっうえ、う嬉しすぎますっ！！ありがとうございます！！！ありがとうございます！！！！！ (2020年4月25日 17時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 氷牙さん» 来派書かせて頂きました…書きながら色気にやられました…つおい…… (2020年4月25日 17時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - Aliceさん» 任せといてください！(？？) (2020年4月25日 17時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/rkrn_sakuya
作成日時：2020年2月27日 1時
