【ツイステ】II 悪役系美少女の中身のヲタクは壁になりたい。

episode75. ページ39

教室の目の前まで来て中を確かめる。


半数の生徒が皆静かに息を殺して固まっていた。


その中心人物は私の席に堂々と座り長い足を組んでいるマレウス・ドラコニアだった。



いや、マレ様ッッッ！！！何してんすかっ！！！




『え、あれ僕関係なくね？帰っていい？』


「お前の目にはどうやって写ってるのか知らんが関係あるようにしか見えないだろ。」



話を聞いたところ、私が先生について行って半数の生徒が帰路、部活に向かったときあれは訪れたらしい。

「A・セラスはいるか？」と。




「早く行けよ！」



『やだよ！気がつかなかったで帰れるチャンスだぞ！』



「ほぉ。随分楽しそうな話をしているな。」




“““”“”終わった。“”“”“”“





グギギギギと鳴りそうな程ぎこちなく首を回せばツノ太郎が目の前にいた。




ｽﾞｻｧｧｧ





とりあえず膝をついて頭を下げる。






『申し訳ございません。ドラコニア様。我友人の無礼をお許しください。』



「(お、俺〜！？！？！)す、すみませんでした。」



「よい。表を上げろ。セラス、ついて来い。」





わぁぁっぁっやだぁぁぁぁ！！！！ぐがぁぁぁ！！！行くしかねぇ！！



先に歩いて行ってしまったマレ様を追いかけて立ち上がる。





「生きて帰れよ。」





小声で呟くミトコンに一言。





『無理に決まってるだろ。』

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