愛され日和【声優】

悲劇3 ページ24

Aside

さっき下野さんが電話で絶対に外に出るなって言ってたけどどうしたのかな？


『ねぇ〜どうしたんだろ〜ねユキ〜』


ユキ「二ー……」


『どうしたの？元気ないね？』


そりゃそっか(笑)もう夜の10時だもんね(笑)


ピンポーン……


こんな時間に誰だろ？


『はーい』


？「宅急便です！荷物を届けにまいりました！」


宅急便？お母さんからはなにか届けるとは聞いてないけど…どうしよう、下野さんが絶対に出るなって言ってたよね……チェーン閉めてたら大丈夫かな？


『はーい……こんな夜遅くにお疲れ様です』


男「やっと出てくれたァ」


『へ？』


男「ずっと見てて手紙も送ったり電話したのになんでな手紙返してくれたり電話出てくれなかったの？てかなんで俺がいるのに他の男からベタベタされてんの？」


こ、この人……沢城さんに相談した人……？


『あ、あの人違いじゃ……失礼します！』


ガンッ！


男の足が扉を閉めないようにしている


男「なぁ、チェーン取ってくれよ」


『いや！誰か！』


私は男の人に手を掴まれた


男「やっと捕まえた……ってぇ！」


『ユキ！？だめ！奥に逃げなさい！』


ユキ「ニャーー！！」


ユキは男の腕に噛み付いたが男がユキを叩き落とした


ユキ「二ﾞャ！」


『ユキィ！』


私はユキを抱えて部屋の1番奥に隠れた


『ユキ…ユキ……ｸﾞｽｯ』


ユキ「二ー」


ユキはか細く返事をしてくれた


ガチャッガチャッ！！！


玄関から無理やり何かをこじ開ける音が聞こえた


『ウソ……』


男がニッパーでドアのチェーンを壊そうとしている


男「待ってろォもうすぐ行くからなァ……」


『やめてください！警察呼びますよ！』


男「勝手に呼べよ呼んでももうすぐこのチェーンは壊れて俺とお前は一緒に死ぬんだからなァ」


『い、いや！』


バキンッ！


1番聞きたくない音が聞こえた


『あっ……』


男「あぁーあ、壊れちまったァ」


そう言うと男が土足で家の中に入っていった


ユキ「ニャーー！！！！」


男「っち、るせぇなぁ！」


男はユキに殴りかかった


『だめーー！！っい！』


男「なんで、お前が庇うんだよォ」


『大切な家族に手を出さないで下さい』


私は男に背中をニッパーで殴られた


？「Aちゃん！！」


物凄い速さで誰かが入ってきた

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