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結弦side
「じゃあ、さ？今度、取材で彼女の話が出たら、言っちゃってもいい？」
「うん。」
恥ずかしそうに頬を染めながらも、頷いてくれた。
「っしゃあっ！よしっ今度は絶対言う！彼女居ますって、結婚を前提としたお付き合いです。って！」
「結弦、そんなに気合い入れなくても……。」
「なんで？！入るに決まってるだろ？やっとだよ？やっと！」
なんでわかってくれないんだよ！
Aと一緒に堂々と出掛けるのを
ずーっと待ってたんだから！
「結婚願望が強い方だった？」
「なんで？俺、予定ではそろそろ結婚してるよ？」
「予定？って。そんな事も決めてたの？」
「なんとなく、だけど。26,7で結婚したいなって思ってたかな？」
「ふ〜ん？女の子みたいw」
「何それ！Aは考えたりしなかった？」
「私、昔からあんまり結婚願望ってなかったの。あの両親を見てるから、誰かと一緒にいるってことに意義を感じなかった。」
「……俺とは、一緒に居られる？」
「じゃなきゃ、同棲なんてしないよw。
結弦と会ってから、家族じゃなくてもこんなに一緒に居たいって、思う人がいるんだって感じたの。……一緒にいると安心するし、自分の居場所は結弦の隣なんだって思う。」
…………。
どうしてこの人は俺の欲しい言葉を
簡単にくれるんだろう。
嬉しくて言葉にならないって
こういう事を言うんだろうな……。
ソファーに座ったAの前で、跪いたままの俺。いつもは下にある、Aの顔を今は少し見上げている。
会話を止めてしまった俺を、不思議そうな、探るような顔で、そっと髪を撫でてくれた。
もう、無理
Aが欲しい……！
Aの手を取ると、
甲に赦しを請うようにキスを落とした。
そのまま引き寄せて深く、深く口付ける。
反射的に逃げようとする
Aの頭に手を回して。
そして、力が抜けたAが
くたりと身体を預けてきた。
「降参？」
「結弦に勝てるなんて思ってない。」
潤んだ瞳で、 頬を染めて
俺の肩口に頭を預けたまま
キスの余韻で話し方が
舌足らずになってる。
Aの身体に
腕を回して抱き上げた。
何も言わずに首に腕を回して
身を委ねてくれる。
Aを知れば知るほど
好きになる。
こんなに愛しいと思う人に
出会うことは、きっともう、ない。
ベッドに下ろすと、ぴくりと固まったけど
直ぐにまた、柔らかい表情になる。
見下している俺を引き寄せると、
「なんで泣きそうな顔してるの？」
そう囁いた。
.
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心菜(プロフ) - suzuranさん» 元々リンクさせるつもりで書いたスピンオフだったですが、何せ記憶力が無いのでf(^_^;読み返して、落ち込んで、の繰り返しで。あと、ゆづさん目線が残っております。彼がどうだったのか、ちまちま書いてみたいと思います。 (2017年6月9日 17時) (
レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
suzuran(プロフ) - 本当だ！リンクしてる！楽しさ倍増しました(≧∇≦) しょーまの気持ちを思うと切ないけれど…守ってくれるゆづさんにキュンとしてしまう私。(汗) (2017年6月9日 15時) (レス) id: 4f2407ab74 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 鹿さん» ありがとうございますw。束縛モード全開で行ってみました(^-^)負けず嫌いなくらいだから、もし彼女がいたら、いつも自分を見ていないとイヤなのかなぁと。もっとも、きっとよそ見なんて出来ないだろうけど。 (2017年6月5日 21時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - おそらくここの羽生さんが一番B型ぽいような気がします。わがままでヤキモチ焼きで(*^_^*)ふふ、妄想(笑) (2017年6月5日 15時) (レス) id: 13cf42ba90 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - suzuranさん» 妬いちゃうんですよ〜w主人公ちゃんに関しては、猫の額ほどの心しか持ち合わせていないようです。さて、どうやって会見を開こうか…。まとま決めてないんですf(^_^; (2017年6月4日 17時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心菜 | 作成日時：2017年3月18日 10時
