シャララタンバリン【S.K】

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『やだっ…ちょっ！！シゲくんっ！』

「ごめんなさいは？」

どこを触ってんのかわかってるのかな


『謝るのはっシゲくんじゃんっ』


お腹をくすぐられ息するのが辛い。
手を離そうとするが男のシゲくんには適わない。



するとその手がぴたっと止まり
身体の位置を確認出来たのか
シゲくんが潜ってきた。

上に覆いかぶさられ
真っ暗だけど顔は鼻が当たるくらい近くって
わたしの顔はきっと真っ赤で…


「かわいーんだもん。Aいじめんの」

ってちゅっとキスをされた。

『シゲくんのために頑張ろうとしてるのに
あんな事言うから…』

潜った布団の中で身動きも取れず
視界が遮断され、聴覚だけが敏感に反応する。
布団の中で篭ったシゲくんの声

わたしだけにしか聞こえない言葉。


ドキドキのせいで声がだんだん小さくなる。

「またかわいいことを…」

それから、ぎゅうーっと抱きしめられ
さらに顔は熱くなる。


「そんな事しなくてもAはかわいいよ」


なに？なんなの？このあまあまシゲくん！


「でも、俺のために努力してくれんの
すげぇうれしいわ」

鼻をすりすりと擦りつけられ
犬か！って突っ込みたくなるのを抑え
代わりに思いっきり抱きついた。


『調子狂うんですけど』


すきなひとにはこんなにも
愛情表現してくれる人なんだね


「仲直りする？」


『もーいっかいちゅうしてくれたら許す』


「ま、それだけじゃ済まないけどね」



『なっ！！///』


「お前の反応まじで面白いわ」

『さっきはかわいいって言ってくれたくせにっ』

ってうつ伏せになっていじけると

はいはい

ってまたいとも簡単に仰向けにさせられ


「まだ寝かさないよ？」

って耳元で囁かれた。




そんなこんなで仲良くラブラブな
同棲生活をスタートさせたのでありました。

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