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24_♂side ページ24

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外に運び出されたAを部屋まで運んで
布団に寝かせ
現在俺はうちわで扇いでいるところ。


"とりあえず浴衣だけ着させました"


乱れたらアウト。


もう何やってんだよ


とりあえず料理は運ばれテーブルに
並べられている。



「俺だって今日は勝負の日だったわ、、」


ポケットに忍ばせていた小さな箱を取り出す。


「はぁ。」

もうため息しか出ない。

『んん…』


「A?」


『あ、、シゲ…くん』


「のぼせてぶっ倒れたんだと」


『うそっ!』


「考え事してたんだろ?」


『…うん』

「水飲む?」

『ありがとう』

部屋に設置してある小さな冷蔵庫から
ペットボトルを取り出す。


Aの元へ戻ると起き上がっていて
胸元が少し乱れている。


「ね、見えそうだから」

そう言うと自分の胸元に目をやり
慌てて布団で覆った。


『ごめんね』


「いや、俺こそ…」


『ちがうの』


「俺だろ?」


『ううん、自分に自信がなくなっちゃって』


「は?」

『シゲくんは綺麗な人が好きなんだなって』

「はぁ」

『ごめんなさい』

「いや、聞いて?A」

肩をこちらへ向かせ向かい合って話す。


「俺はね?今めちゃくちゃ幸せなんだよ?」

目を丸くして見つめるA。

「だから、今日はこれを渡そうとしてたんだよ」

Aの手を取り小さな箱を乗せた。


『これ、、』

「結婚してください」


『…!?』

「とりあえずプロポーズはしとこうかと」

『まだ付き合って半年なのに』

そう、今日は付き合って半年記念日。

「時間なんか関係なくない?
俺はこの先もずっとAと一緒にいたいし
Aのわがままずっと聞いてたいし
そばに居てほしいから。

その想いはこの先もずっと変わらないって
確信があるから…今日にした。

…開けてみて?」


目をうるませながら
手を震わせながらそっと箱を開けると
小さな石がついたエンゲージリングが光ってる。

「そんな高いもんじゃないけど」

『ううん、、嬉しい…』


黙って左手を差し出すA。


「はめろってか」


『もちろん』

泣いてんだか笑ってんだか
わかんないくらいくしゃくしゃにした顔で
でもその顔が今まで見てきたAの
表情で1番きらきらしてて可愛かった。


左手の薬指にすうっと指輪を通すと

掌を上にかざして見つめるA。


その姿を思いっきり抱きしめた。



「返事は?」

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7(プロフ) - やっつさん» コメントありがとうございます(^^)新しく、全担書けるページ作りましたのでぜひそこにコメントください☆頑張ってシゲちゃんのお話書かせて頂きます!! (2019年12月15日 17時) (レス) id: aab851bb72 (このIDを非表示/違反報告)
やっつ(プロフ) - シゲ担です!ドキドキ&ニヤニヤして一気に全話読みました。是非またシゲちゃんのお話書いてください!楽しみにしてます♪ (2019年12月3日 22時) (レス) id: 5c67c0f5cd (このIDを非表示/違反報告)
7(プロフ) - ゆっちゃんさん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!(^ ^)そう言っていただけると励みになります!また何かありましたらよろしくお願いします☆彡.。 (2018年10月5日 16時) (レス) id: d247e5a5c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - このシリーズ面白かったな~~ww 全部見いってしまう! (2018年10月4日 23時) (レス) id: 8cc65cc50c (このIDを非表示/違反報告)
7(プロフ) - ゆっちゃんさん» コメントありがとうございます!更新頑張るのでよかったら続きを楽しみにしててください(^ ^) (2018年10月3日 12時) (レス) id: d247e5a5c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なな | 作成日時:2018年9月20日 15時

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