眠りから覚めて �� ページ13
壱馬くんと呼ばれたその人は駆け寄ってきた。
樹「壱馬さん。紗良さん、全ての記憶なくしてるんです。だから、すみません。壱馬さんのことも忘れてます。」
壱馬「あ、そうなんや。どうりで声かけて戸惑われたわけや。俺は、川村壱馬。樹と同じランペのメンバー。お前は俺らのマネージャーしてくれてて、弟みたいにかわいがってくれててん。俺らランペ全員お前のこと大好きやねん。だから、また会えて嬉しいねん。」
「ありがとうございます。覚えてなくてすみません。でも、なんとなく懐かしい気もしますよ。両親や藤原さんたちにも感じたんですけど。」
壱馬「な、落ち着いたら、今度は俺らにも会いに来てな。あと、兄貴にも会ってやってな。覚えてないかもしれんけど、兄貴もお前のことめちゃくちゃ大切に思ってるから。おっと、樹、そろそろ行かんと陣さんから怒られる。じゃ、また。」
そういって藤原さんと川村さんはエレベーターに駆け込んだ。
実家に戻ってきた。ミュウが出迎えてくれた。オンラインで会ってはいたけど、実物はさらにかわいくてやばかった。まずは小さな頃から少しずつ順を追って話していくねと母。アルバムを見せてもらいながら、どんな子供だったか聞く。どの写真も家族で笑い合っていて、仲がいい家族だったのがわかった。ピアノを弾いている写真があった。昔やっていて、それが事故の前、役に立っていたと。私がピアノ弾き語りしてる動画を見せてくれた。その中に、あの日声をかけてくれた川村さんと歌っている動画もあった。特に声が懐かしく感じたのは、一緒に歌ってたから？
大学時代、学生リポーターする私の姿。両親は全て録画してて、保管してた。というか、今でもよく見てるらしい。その中にたまに出る黒木啓司さん。この方が私をLDHにスカウトして入れたらしい。そして、笑えたのが、幼い藤原さんが映ってたこと。この頃は全く接点なくて、本当に偶然だったらしく、家族ぐるみの付き合いになってから知った両親は、特にこの回を何度も見てるらしい(笑)
私が出演したものも全て見せてもらった。ピンとこない。
新しいスマホを買ってもらって、自分のSNSやYouTubeを見た。自分の過去を知るにはほんといいツールだと思った。
藤原さんとマースの写真や動画も沢山あって、仲良かったんだなと。白濱さんや川村さんとの写真も沢山あった。他にも沢山の人たちとの笑顔の写真。忘れてしまってごめんなさい。
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らら - 楽しみです! (2021年5月23日 0時) (
レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - はい(^^)やっと折り返し地点にきました。北ちゃんもまたメインではないけど登場予定です。 (2021年5月22日 16時) (レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 第二章きましたね〜!! (2021年5月22日 13時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2021年5月22日 10時
