伸くんとの出会い �� ページ10
2014年4月
私は天月さんのマネージャーというか付き人になった。
天月さんはテレビや映画には出ず、舞台一筋な方だったので、私は全く知らなくて、どんな方なんだろ？って緊張してた。
でも、そんなの必要ない位、面倒見がよくて明るくて優しい方だった。
きれいで演技もすごく上手で、憧れるのに時間はかからなかった。
それに気さくな方で、私のことを花ちゃんと呼んで以降、妹みたいにかわいがってくれた。
私は少しでも役に立ちたいと思ってたけど、何せマネージャー業は初めて。
右も左も分からなくて、ただ目の前の仕事に追われてた。
そんな時だった。
天月「ね、花ちゃん。演劇のワークショップで勉強してみない？この前、役立ちたいのにって言ってくれたでしょ？私の練習相手になって欲しいんだ。正直もっといい役を演じたい。主役とかね。そのために花ちゃんに協力してもらって、もっと演技うまくなりたいんだ。」
大好きな天月さんにお願いされて、私は断るはずがない。
天月さんの知り合いがしてるからと申し込みしてくれて参加した。
人生初のワークショップ。
どんなことするんだろ？っていうドキドキとワクワクでいっぱいだった。
全8回で、最初の2回は演技の基礎から学んで、残りの6回は実際にお芝居するという内容だった。
しかも、最終日は即興で芝居するらしい。
その頃の私は方言やなまりが取れなくて、基礎講座の初っ端なから先生に標準語をまずは習得しなさいときつく注意受けて凹んだりと、演技の世界の厳しさの洗礼を受けてた。
上京してから何度も見ている標準語をマスターする講座の動画を、休憩時間に隅っこでイヤホンつけて一人見ていたら、声をかけられた。
伸之「大丈夫か？さっき泣きそうな顔してたけど。俺、結構色々顔出してるけど、見かけたことないし、もしかして初参加？」
私がうなずくと
伸之「初めてじゃ、緊張もするわな。なまりも出るさ。みんな最初はそうだから、これからだからさ、がんばろう。あ、俺は鈴木伸之。よろしく」
明るい笑顔で励ましてくれた。
握手しようと手を出してきたので、握手交わしながら、
「私は花村紗良。上京したばかりで、福岡出身なんだけど、まだなまりや方言が抜けきれてなくて。治そうとは気をつけてたんだけど、緊張しすぎてパニックになってて。」
伸之「もっと肩の力を抜きなよ。緊張でガチガチになってたら楽しくないよ。楽しまなきゃ。」
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らら - はい!!頑張りましょう笑 (2021年4月21日 21時) (
レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - お互い新生活、大変だけど、無理せず頑張りましょう！ (2021年4月21日 20時) (レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 更新がなく､心配でしたが少し安心しました｡私も新しいクラスで大変です...体調にはお気お付けください!! (2021年4月21日 19時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - 慣れるまでは更新頻度が下がるかもしれません。でも書きたい気持ちだけはあるので、体力に余裕ある時は更新していきたいです。 (2021年4月20日 23時) (レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - 更新なかなかできなくてすみません。新生活始まって、毎日朝晩満員バスにもまれ、バイトも大変で、バテてました。今日は休みだったから久々に更新できました (2021年4月20日 23時) (レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2021年4月5日 21時
