私たち結婚しました (ページ3)

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収録前② ページ3

(★北人side)

控室で、樹の隣でスマホ見ながら、くつろいでるとネットニュースで大樹くんが来期のドラマ主演のニュースを見つけた。

「あ〜！まじで？大樹くん、また恋愛ドラマで主演だって！うらやましい！俺もまじで胸キュンラブストーリーに出たい！」

樹「北人さん、ほんといっつも言ってますよね(笑)」

陣「ま、北ちゃんもドラマ来てるけど、ラブラブな感じの設定ってないもんな(笑)」

向かいでゲームしてた陣さんが話に入ってきた。

「大樹くんは、ほんとドラマであんなことやこんなことして、まじでうらやましい(笑)」

樹「北人さん、まじ小学生っすね(笑)」

「お前に言われたくない！ムッツリのくせに！(笑)」

陣「お前ら、ほんまに仲ええな〜(笑)」

なんて話をしていた矢先のことだった。

マネ「何盛り上がってるの？(笑)」

陣「あ、マネージャー。北ちゃんがラブストーリーの仕事欲しいって、いつものぼやきですよ(笑)ほら、大樹のドラマのニュース見て(笑)」

マネ「そんな北人にいいニュースだよ。実は、恋愛モキュメンタリー番組に出てもらいます！」

「恋愛モキュメンタリー？？って、モキュメンタリーって初めて聞くんだけど？？」

俺だけでなく、樹も陣さんも？って顔してる。

マネ「モキュメンタリーってのは、現実か創造か境界線が曖昧な感じのってことかな？実はね、北人には一週間限定で結婚してもらいます。その様子を番組として放送します。」

全員「え？結婚？」

恋愛通り越して結婚って？まじでびっくりなんだけど？
俺らの結婚？っていう叫びにみんなも驚いて集まってきた。

マネ「みんなにも説明しとくね。実は、アベマで「私たち結婚しました」っていう番組あるのは知ってるかな？その出演のオファーが北人に来た。来週から一週間、北人には結婚生活を送ってもらって、その様子を放送することになった。ランペの誰かって話で来てたけど、北人がいつも胸キュンシーン演じたいってアピールしてたからね、お願いしようって決めたんだ。」

壱馬「あの、あきくんが出てたやつですよね？」

何人かは塩野くん出てたから見てたらしいけど、俺は見たことなくて。でも、アピールし続けてよかった。なんて、ウキウキした気持ちになった。

「ところで相手はどんな人なんですか？」

マネ「それは撮影まで秘密らしい。でも、芸能人であることは確かだよ。」

相手わからないのは少し不安だけど、楽しみでしかなかった。