私たち結婚しました (ページ17)

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第二話の裏側　③ ページ17

(★Aside)

せっかくなので中目黒でランチしようと思って、散策。
すれ違う若い女の子達のカバンとかにランペのグッズが付いてたりして、やっぱりLDHの聖地なんやなって思ったり。放送されたら、みんなの反応どうなんやろ？なんでこいつ？とかならないよね？とかちょっと不安にもなった。

お腹も満たされて、中目黒の散策もできた。これからどうしようかな？ふと、もう一つ憧れてたことを思いだした。

おそろいの部屋着を着てくつろぎたいという憧れ。北人くんとなら、やはりジェラピケがいいな〜って、すぐに思ったけど、男の人って、ふわモコ系嫌かな？カメラマンさんに相談したら、男性にもジェラピケ人気って言ってくれたので、思いきって購入した。北人くん喜んでくれるといいな。

それからいったん帰宅して、荷物を置いてから近所を散策。カメラもないし、完全プライベート。気軽な時間。
少し歩いた所に商店街があった。
そこにおいしそうなお惣菜屋さんを見つけた。素朴な家庭的な惣菜が中心でどれもおいしそうだった。おすすめ数品を二人分詰めてもらった。おまけでインスタントの味噌汁もつけてくれた。お、もうあとはお米炊くだけ？ラッキーだった。

それから帰宅して、炊飯器セット。北人くん戻るまでは仕事。来週撮影ある音楽番組の事前アンケートとか、次の曲も書かないとだし、色々やる事は山積み。

北人くんから、今から現場出るっていう連絡がきた。そこからお皿に惣菜を盛り付ける。ちょうど準備終わった頃に帰宅してきた。

おかえりなさいと言えばただいまと返してくれる。普段一人暮らしだから、そんなの実家しかなくて、なんだか嬉しくて心が温かくなった。

今日お互い別々だった時の話をしあってたら、メンバーの方からTikTokのコラボしたいと言われたと聞いた。楽しそう！すぐ思った。即オッケーの返事をしたら、北人くんが早速ライン送ってた。するとすぐに電話がかかってきた。面倒くさそうに電話に出る北人くん。
電話はメンバーの浦川翔平さんだった。
声が大きな人みたいで、こっちまで声がもれて聞こえていた。私と話したいみたいな事を言ってるのが聞こえてきた。
交代して話したら、しゃべり方が変でとにかくおかしな人だった。
北人くんが変な奴でごめんねって謝ってきたけど、きっと仲良しな楽しいグループなんだろうなって思った。