第一話の裏側 �� ページ11
(★北人side)
降ろされたのは、都内の閑静な住宅地にあるおしゃれな外装のアパートの前。ここに新居があるのか〜。
中に入ると1LDK、広めのリビングあって、インテリアもおしゃれでいい感じ。
そしてリビングには少し長めの座り心地良さそうなソファー。ゴロンとなって膝枕。なんて妄想をしかけて、慌てて邪念を捨てた(笑)
二人で横になって座ると、不安隠すためか？クッションを抱きかかえるAちゃん。それがなんかかわいく見えて、萌えってこういうことなんだなんて思ったり。
友達が俺のファンだと言われた。Aちゃんは違うの？って思ったけど、知っててもらえてただけ嬉しかった。それから俺のことをかわいいとか言ってくれて、ちょっとからかったら、アワアワしだすし、いじり甲斐あるかも？なんて思ったり。それからTikTokのこと話したら、嬉しそうに踊ってくれて、それ見てたら一緒に踊りたくなったから、教えてもらった。めちゃくちゃ楽しくて、この時間か続いてほしいなと思った。俺の覚えが悪くて結構踊ってた。あ、スマホで撮って翔平に見せよう。TikTokに載せていいか聞いたら、快くオッケーくれた。優しい子だなって思った。
それからおなかすいたねってなって、二人で買い物に行った。彼女は身バレを最初気にしてたけど、年齢層的にも俺らのことを知らなさそうな感じだったし、割と堂々としてたら大丈夫だよって話して、そこからは開き直って楽しく買い物した。なんか本物の新婚さんみたいだよなって思わずニヤけていた(笑)
そして料理。彼女は本当に壊滅的で、料理は全部俺がしようと思った。でも、役に立ちたいって気持ちが伝わったからレタスちぎりお願いしたら、急に嬉しそうにするから可愛すぎだろ？ってキュンとした。
美味しいとニコニコしながら食べる姿もかわいくて、ほんと作ってよかった。
風呂上がり。ドラマで見て、俺には憧れがあった。彼女の髪を乾かしてあげること。恥ずかしそうに乾かしてもらう姿もかわいくて、これから毎晩これするぞ！なんて密かに思った。
そして就寝時間。一部屋しかないから一緒の部屋で寝るのは予想ついてたけど、ドア開けた瞬間に思わず固まった。おい、ベッド一つじゃないか！一緒のベッドに寝るってこと？うわ、緊張する！ふと隣を見ると俺以上に緊張して固まるAちゃんの姿が。さすがにだよなと思って、今日はソファーで寝ようと思った。ベッドを譲って、ソファーに横になりながら眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 674人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HAL | 作成日時：2023年9月28日 18時
