二人の未来 ページ49
専門学校卒業まであと1年なAは進路を悩んでいた。スタイリストとしてやっていくのか？自分のブランド立ち上げるのか？大手のブランドメーカーに勤めるのか？そして、その答えを探すために、いつか慎と一緒に作品作るという約束を果たすことにしたのだ。今回はそのための再会。
2人でアイデア出し合ってると、次から次に生まれてきて、どれも作りたいねって盛り上がる。
慎「ね、Aちゃん。この一回と言わずにさ、二人でブランド立ち上げない？なんか俺らなら色々生み出せそう。今さ、めちゃくちゃワクワク止まんないんだけど。」
A「私も同じこと思ってた。まことなら色々生み出せるって。なんかビジョン見えてきたもん。」
二人が立ち上げたブランドは、恋ステの話題性とかもあり、若者に人気が出て、雑誌とかでも沢山取り上げられた。
生産管理とか色んな実務的な面はAがし、慎はモデルを続けながらだけど、定着化するブランドとなった。
恋ステで出会って、恋にはならなかったけど、ビジネスパートナーとしてこれからも一緒に過ごすことになった。
そして、数年後。北人は小学校の先生。大好きな子どもたちに囲まれて幸せそう。
子供達「北人先生！おめでとう！」
子どもたちから祝福の言葉。柔らかな笑顔でありがとうと言うタキシード姿の北人。視線の先には純白のドレスを身にまとったAの姿。友達に囲まれて笑っていた。
実は、二人の衣装やアクセサリーはAとまこの共同デザイン。今では幅広いジャンルのデザインをしている。
北人「A！」
名前を呼ぶ北人。その顔は陽だまりのように穏やかで幸せに満ちていた。
北人に呼ばれ、前にあるマイクの元に向かうA。挨拶をし、みんなへの感謝を伝える二人。その顔は幸せいっぱい。
北人、A。本当におめでとう。お幸せに。
〜 Fin 〜
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作者名：HAL | 作成日時：2022年12月14日 13時
