キャンプファイヤー ページ28
それぞれ準備が出来て、カレーパーティー。
メニューはカレーとサラダとデザートとしてフルーツポンチ。
キャンプみたいで楽しいねと盛り上がってると、ニンマリする準備班。
陣「何？何ニヤついてんねん！」
海青「実は〜？それは後でのお楽しみです(笑)」
陣「なんや？気になるな〜。楽しみにしとくわ(笑)」
食後、ある程度落ち着いて、片付けも終わった時、翔平が急に仕切りだした。
翔平「さあ、みなさん。夜はここからですよ〜！楽しみますぞ〜！行きましょう！」
向かうと海青が待っていて、そこにはキャンプファイヤーが！
陣「いつの間に？だからか？ニヤついてたんわ(笑)」
海青「俺等でこっそりと準備してました(笑)」
火を囲んでみんなで騒ぐ。
A「楽しいな〜。こんな時間がずっと続けばいいのに。」
エマ「ほんとだね。あと2日だし、Aちゃんの場合は、どっちを選ぶのかっていう問題もあるしね。」
A「正直、自分勝手かもしれないけど、どっちも失いたくないんだよね。ほくちゃんは居心地良くてずっと側にいてほしいし。まこはかわいくて守りたくて一緒に歩んでいきたい。最初は、ほくちゃんへの気持ちは友情のように思ってたけど、いっちゃんから境界線はなくて曖昧なものだって言われてから、どんどん意識し始めちゃって。そしたら今度はまこへの気持ちが実は弟的な感じなのかもしれないと思い始めてきて。でも、まこにはほんとすごくドキドキさせられて意識しちゃってるんだよね。あと2日で決められるかな？そういうエマはどうなの？」
エマ「あのね、陣くんが少し気になってる。素敵だよね。」
A「陣くん。いい人だよね。面白いし優しいし。いいと思う！応援するよ！」
北人「な、慎はさ、Aのどんなとこが好き？」
慎「え？そうですね。まず趣味があうこと。センスがいいこと。明るくて優しいとこ。笑顔がかわいいこと。うわ、沢山あってまとめきれないかも？そういう北人さんは？」
北人「俺は、まず誰よりも周りの幸せ願ってる優しさ。居心地の良さ。笑顔。一途なとこ。良いとこもなんだけどさ、正直、鈍感なとこも、油断した髪ボサノーメイクな姿も、しっかりしてるようで抜けてるとこも、なんかだめな部分も気を許してもらえてるのか？見せられてるけど、それを含めて大好きなんだ。」
慎はマウントとられた気がした。炎を見つめながら、慎は静かに考えていた。
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作者名：HAL | 作成日時：2022年12月14日 13時
