過去との対峙 ページ34
(★Aside)
しょへから今度会わせたい人がいると連絡が来た。
誰だろ？
待ちあわせ場所に行くとしょへと翔吾とまこっちゃんと絵里ちゃん？なんか絵里ちゃんがそこにいることがびっくり！
しょへの知り合いの店の奥に案内されると、そこには合わせる顔がない人がいた。
向こうも引きつったぎこちない笑顔を向けていた。
まこっちゃんが背中を押して、過去と向き合ってきな。俺らはここで見守ってるからと。ふりかえるとみんなうなずきなからファイト！ってサイン送ってくれてた。
彼女の前に立つなり、まずは謝罪をした。するともう気にしてないよと良かったら座ってと。それから彼女の現状を聞いた。
今、新たな夢ができて、前に進んでいる彼女はキラキラしてた。私はそれがすごく嬉しくて良かったねと思わず泣いてしまってた。だけど、やっぱり彼女からダンスを奪ったのは事実だし、私がダンスをする資格がないのは変わらない。そう思っているのが顔に現れたのか？別れ際に言われた。私のダンスが大好きだったからまた踊って欲しいと。自分の代わりにプロとして大舞台に立つという夢を叶えて欲しいと。
私は決意した。もう一度踊ろうと。
でも普通に踊るのとプロへの道は違う。
私は以降もトラウマから抜けきれず、暗闇の中をまださまようことになることを知らず、その時は簡単に踊ろう！ただそれだけを考えてた。
一人座席で考えてたら、みんながやってきた。
どうだった？って。もう一度踊って欲しいと言ってもらえたことと、踊ろうと思うということを伝えたら、絵里ちゃんが、私もAのダンス大好きだから嬉しいと泣きながら抱きついてきた。みんなも私と一緒に踊りたいって言ってくれた。
それからしょへの提案でレンタルルーム借りて、そこでみんなで踊ることに。
音楽かけて、自由に踊ろう！って。ブランクあったけど、久々のダンスはやっぱり楽しくて、意外に体は覚えてて、満足とまではいかないけど、まあまあ踊れた自分にびっくりした。
これからもたまに一緒に踊ろう！って言ってくれてすごく嬉しかった。
一歩前に進めてよかったよ。
ありがとう！みんな！
その夜、私はれおにぃに今日のことを話した。するとすごく喜んでくれて、自分ともまた一緒に踊ろう！って興奮気味に言ってくれた。そうちゃんとけいちゃんにもラインで伝えたら、二人とも嬉しいって。特にけいちゃんは電話もくれて、今度の休みに一緒に踊ろうって誘ってくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HAL(プロフ) - ありがとうございます。今回はまこっちゃんの塩対応や振り回される感じを書いていきたいなと思って、ヒロインのキャラの性格も第一章とガラリと変えてみました。 (2021年9月11日 9時) (
レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 第二章きましたね〜!! 楽しみです！ (2021年9月11日 8時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HAL | 作成日時：2021年9月5日 21時
