もう一人の(名前)ちゃん ページ2
BOTのライブを来月に控え、さらにアルバムの宣伝も兼ねて、俺たちは音楽番組や雑誌の取材で忙しい日々。
cieloさんのインスタが俺の心の癒やしと支えだ。彼女もがんばってるから俺も頑張らねば！と毎朝二人で撮った写真を見て気合い入れをしている。
今日は事務所で合同のミーティングと練習。
事務所の前で偶然隼さんに会った。
朝早いから眠いっすねなんて話ながら、廊下歩いていたら、玲於さんと女の子が話してた。
隼「おはよ〜！あれ？ミニれおじゃん！どうしたん？遊びにきたの？」
A「あ、はやにぃ〜！おはよ〜！今日からここでバイトするんだよ。れおにぃ〜が話してくれて。しばらくは、ライブの雑用バイトだからよろしくね。」
玲於さんそっくりの顔がそこにあった。
あ、この前、サポメンで話題にしたいとこさんだ！ってか、やっぱりそっくり(笑)
思わず吹き出したら、ちょっと怒りながら
A「何、笑ってるんですか？どうせ似てるとか言って笑ったんでしょ？失礼すぎるな〜」
って顔ふくらませるから面白いなと思った。
玲於「まこっちゃん、ごめんな。コイツ、俺と似てるって言われるの嫌ってるからさ(笑)許してあげなよ、A」
ん？A？わ、cieloさんと同じ名前だ！すごい偶然。
「はじめまして。ミニれおちゃん。長谷川慎って言います。隼さんの言うミニれおってあだ名、面白いから俺もそう呼んでいいよね？」
Aちゃんって呼ぶのは、なんか嫌だった。そう呼ぶのはcieloさんだけにしたかったから。かといって佐野さんでは玲於さんとかぶるし。
A「別にれおにぃのこと好きだから、ミニれおでもいいけど。というか、はじめましてじゃないよ？ま、覚えてくれてないよね。昔名古屋の夢者修行で会ったことあるけど。」
「いや、覚えてるよ。玲於さんにそっくりだったから、インパクトあって、この前もサポメン飲み会で話題にしてたんだ。」
A「そうなん？そっくり言われるの嫌だけど、でも覚えててもらって嬉しいかも。実は、私ね、まこっちゃんのダンス大好きなんだ〜。夢者修行の時、かわいい顔してるのにダンスしてると感じ変わるな位だったけど、去年、クランプの大会で久々に生で見て、力強くてかっこいいなと思ったんだ。あ、ごめん。れおにぃがまこっちゃん言うてるから、私も勝手にまこっちゃん呼びしてて(笑)」
ふと時計見たら、集合時間間際。俺はお先にと会議室に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HAL(プロフ) - ありがとうございます。今回はまこっちゃんの塩対応や振り回される感じを書いていきたいなと思って、ヒロインのキャラの性格も第一章とガラリと変えてみました。 (2021年9月11日 9時) (
レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 第二章きましたね〜!! 楽しみです！ (2021年9月11日 8時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HAL | 作成日時：2021年9月5日 21時
