運命の誕生日 �� ページ37
いっちゃんが私の目の前で止まり、そして、愛してるよ、結婚しようと花束を渡してくれた。私はすごく嬉しくて涙が出てきた。マイクはなかったけど、カメラにはしっかりと映し出していて、大型スクリーンで場内全てのファンが目にした。場内、歓声と悲鳴が入り混じった感じになった。
いっちゃんは、ファンのみんなに語りだした。
私との出会いから今までのことを。
初恋の相手でマネージャーとして再会して改めて好きだと運命だと思ったこと、ずっと片思いしてて何度もあきらめようとしたけど、側にいるだけで幸せだからそれでいいと思っていたこと、やっと想いが通じたのに、遠距離恋愛になったこと。結婚に関しては実は片思いの時から強く願っていたこと。何度も公表したいと願うも許してもらえず、私の他の人との誤報がある度に二人で公表したいと強く願い出ていたことも話した。
このタイミングで公表すべきか悩んだけれど、年齢的にこれ以上待たせたくないことと、夢への一歩を更に踏み出したこのタイミングだからこそ、これから一緒に歩んでいきたいから、それに誕生日に地元でという奇跡な一日に今じゃないか？と思ったと。一つ一つ丁寧に言葉を選びながら、誠実に語るいっちゃんに最初は悲鳴をあげていたファンも心を打たれていた。
しんみりした空気の中、ボーカルチームがOnlyOneを歌いだした。そして、サプライズで私たちの思い出たちがスクリーンで流れ出した。メンバーが素材を準備して、翔平とぴでが編集してくれてたのだ。これはいっちゃんも知らなかったみたいでびっくりしてた。
そこにはずっと一緒にいた幼なじみである翔平だからわかる、いっちゃんの一途な想いがあふれていた。この一途な想いがファンのみんなにも伝わったのか？場内、おめでとう！幸せになって！と祝福モードに一気に変わった。
マイクが私に向けられた。私もいっちゃんへの愛を語った。オープンにすると言いながらも隠さなければいけなかったつらさ。ファンのみんなを裏切っているよな？と苦しかったこと。でも、常に一番に私のことを考えてくれて寄り添ってくれるいっちゃんを世界で一番愛しているし、ずっと大切にしたいこと。いっちゃんファンを悲しませていることへの謝罪、でもそれ以上に彼を支えて、もっとみんなへ恩返しできるように努力しますと約束した。
関係者席にいたLDHの仲間たちが家族も引っ張って花道へ、そしてメンバーも私達の元へ。みんなに囲まれて祝福の声をかけてもらった。
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らら - 確かに!最年少チームは､あんまり出て来なかったですね楽しみです! (2021年7月28日 0時) (
レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - 今回、先までプロット作って書いてみて、すごくやりやすかったので、次作もと今骨組み作ってます。まこっちゃん中心の最年少組がメインになるかも？です。sarahであまり取り上げれなかったので。 (2021年7月27日 23時) (レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
HAL(プロフ) - ららさん、ありがとうございました。めげそうな時に応援コメントいただいて、なんとか書き上げられました。 (2021年7月27日 23時) (レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 次回も楽しみにしてます!これからも読み続けます! (2021年7月27日 22時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
らら - 初めてこんなに長いお話を飽き性な私が最後まで読みきれました! (2021年7月27日 22時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2021年7月13日 7時
