流れ星に願いを ページ4
(★伸之side)
紗良にスマホを返して、気持ちを伝えた。そのことでやっと自分の中で抱えていた苦しみから解放された気がした。久々に会うと、好きだという想いは一層強くなって、できればまた俺のことを愛してほしいと切望するようになった。
紗良と連絡先交換をした。とりあえずこれでなんとか繋がれた！これから１からまた築き上げるんだ！その行く先が恋人なのか、親友なのかはわからないけれど。
壱馬が無人島企画で俺を指名してくれた。頼りにしてくれて嬉しいと思ってると、紗良もメンバーにいた！ごめん、壱馬。こっちの方にむしろ喜んでしまったよ。
無人島での２日目。役割分担で、紗良が山での食材調達に立候補した。俺もすぐに山組に立候補。壱馬が出遅れたという顔をしたが、ごめん、俺もやっぱり好きだから、相談相手ではなく、ライバルとして今度はいくからな。これも食べれるんだとはしゃぎながら採取する紗良。めちゃくちゃかわいいなと微笑ましく見てた。俺も楽しくなって沢山採取してたら、突然悲鳴。振り向くと紗良がいない？足場が崩れて下に落ちていた。慌てて下に降りると足をやられてた。俺はおぶって野営地に向かった。途中雨が降り出した。洞窟を見つけて雨宿りする。雨に濡れて寒いのか？震える紗良に上着をかけた。寒くないようにくっついて座った。この距離に俺はドキドキしすぎて、災難にはあったけど紗良には申し訳ないが幸せを感じていた。不安がらせないように色々思い出を語った。語れば語るほど好きな気持ちを抑えれなくて、つい何度も好きだと言ってしまった。俺の気持ち、届いてくれたかな？やっと助けが来て、無事野営地に戻れた。
その日の夜、俺は紗良を星を見に誘った。二人で星を見ながら、今日大変だったなとか無事に戻れてよかったなとか、そんな話をしてたら、流れ星が！わ、願い事し忘れた！と紗良。微笑ましく思ってると、次の流れ星見るまで戻らない！と言い出した。子供っぽいな(笑)かわいい。そういうとこは変わってない。俺は側にいる時間が長くなるから嬉しかった。寒いだろ？って上着をかけて、肩を抱き寄せた。どの位待っただろう？見逃さないようにとお互い無言で空を見つめていた。星が流れた！俺は、紗良との幸せな未来を願った。彼女の求めていた永遠を俺は与えたい。形はどんなものでもいい。紗良が何を願ったの？って無邪気に聞いてきた。お前の幸せだよって伝えたら顔を赤くしてた。
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HAL(プロフ) - ありがとうございます。来月も忙しくて更新頻度落ちるかもしれないけど、なるべく沢山更新しますね (2021年6月26日 9時) (
レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 移行おめでとうございます！これからも楽しみにしてます｡HALさんのお話が私の癒しです。。。 (2021年6月25日 23時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2021年6月18日 11時
