2021年 樹誕生日 �� ページ23
いたずらなのか？キューピット役になろうとしたのかはわからないけど、マースがいきなりいっちゃんに飛びついた。体制を崩したいっちゃんが私の方に倒れてきた。私を押し倒すような形になってしまった。しばらくお互い固まって、見つめ合う形となった。ごめん、紗良さん、我慢できないと言うと、キスされた。優しく短いキス。嫌じゃなかった。むしろ嬉しかった。起き上がらされて、抱きしめられた。すみませんと何度も謝られた。私は謝らないで、嫌じゃなかったし、むしろ嬉しかったよと素直に伝えたら、本当に？とのぞきこまれて、そしてもう一度キスされた。今度は少し長めのキス。私はいっちゃんのことも異性として好きなんだ！そう確信した。
「いっちゃんが好きだよ。ずっと一緒にいてね。でも、まだ100パーセントじゃないの。だから、もう少しだけ待ってね。」
このもう少しだけが、長く引きずるから、私は本当に優柔不断だ。結果、私はある決断をするんだけど、それはまた後の話。
翌日はお互い仕事が昼からなのもあって、一緒にいたいこともあって、私はいっちゃんの家に泊まることになった。優しいいっちゃんはベッドを私に譲ってくれて、自分はソファで寝た。いっちゃんの香りがする布団に包まれて、私は幸せな眠りについた。翌朝、朝ごはん作るつもりがつい寝坊にした。すると、いっちゃんが起きてて、トーストとサラダとスクランプエッグを作ってくれてた。おはようと柔らかく微笑む姿に私は幸せを感じた。ありがとうと抱きつくとふんわりと私がプレゼントとしてあげた香水の香り。早速つけてくれたんだ！嬉しい。
樹「この香り、めちゃくちゃ好きです。毎日つけて、紗良さんを側に感じますね。って、うわ、恥ずい(笑)」
顔を赤くして照れるいっちゃんがかわいくてたまらなかった。
朝ごはんを二人でのんびり食べてから私は帰宅した。香菜に同棲しようと言われたことを相談した。気持ちを100パーセントにしないとだめだよと痛いとこをつかれた。二人共、異性として好きだなんて、私はだめな奴だ。それぞれと一緒にいると流されていきそうな気もする。
しばらくは、仕事に集中しよう！二人と少し距離をおいて、考えてみよう！
このことがいけなかったのか？私は無理をしすぎてしまった。過労で倒れてしまった。ただ、そのおかげで私は命拾いした部分もあった。事故の後、発見されてなかった小さな血栓。実はこれが私の記憶喪失の原因だった。それが発見されたのだ。
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HAL(プロフ) - ありがとうございます。来月も忙しくて更新頻度落ちるかもしれないけど、なるべく沢山更新しますね (2021年6月26日 9時) (
レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 移行おめでとうございます！これからも楽しみにしてます｡HALさんのお話が私の癒しです。。。 (2021年6月25日 23時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2021年6月18日 11時
