【鬼灯の冷徹】神獣の部下は色んな人(？)によく好かれます……

47話 ページ48

sideA

白澤｢大人しく。｣

嫌です!!!

白澤｢A。ワガママも大概に…｣

じゃあ離してください！

白澤｢だめ。｣

どういう事ですか！

白澤｢それはこっちのセリフ。｣

こ、怖い…

白澤｢なんでよりによって常闇鬼神と…あぁ…最近地獄に行かせすぎたから？…昔みたいに部屋に閉じ込める？｣

ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

白澤｢なんで僕から離れようとするの…｣

さっきよりは優しく抱き締められました…

白澤｢僕の傍に居た方が安全なのに…｣

お香｢それは…｣

お香さんがおもむろに口を開く。

お香｢白澤様が、でしょう？もう子どもに依存するのはおやめなさいな。｣

白澤｢…別に僕は……｣

元気無くなっちゃいました…

元気になれる漢方粥作りましょうか。

白澤｢こーら、まだお話終わってないでしょ。｣

だって…

A『白澤様には笑ってて欲しいです……』

眉をひそめるようなお顔は嫌です…

白澤様は困ったように笑います。

白澤｢…良い子…｣

頭を優しく撫でられ材料を取りに外へ。

狐になった方が早く走れるので変化します。


｢〜…あ、あの子…｣

｢ああ、捨て子のね。｣

｢〜…要らない子だった…｣

……

白澤｢おかえり、早かっ…？｣

一目散に逃げて白澤様の腕の中へ。

お香｢どうしたの？｣

どこの子、誰の子、

A『………』

白澤｢…A…？｣

A『…要らない子…』

すぐに白澤様は血相を変えて外へ。

鬼灯｢あ、こんちには。｣

白澤｢退け！邪魔!!｣

鬼灯｢ああ、目的の人物はこちらになります。｣

？？？

カウンターからひょこっと顔を出せば…

金棒でボコボコにされた人達が…！

白澤｢仕事早いなぁ！？｣

鬼灯｢どうも。｣

白澤｢褒めてねーよ!!｣

白澤様がいつもの感じになった。


鬼灯｢あなたが悲しむ事はないんですよ。｣

うりうりと顔を撫でられました。

A『う"〜…』

白澤｢てか！僕はお前にだけは絶ッ対に嫁に出さないからな!!｣

鬼灯｢お前から絶ッ対に離させてやる。｣

白澤｢無理無理、僕達は相思相愛だもんね〜。ね？｣

えっ…

鬼灯｢首を傾げてますよ。｣

A『白澤様とは恋仲でもないですし…』

白澤｢僕のこと好き？｣

はい！

鬼灯｢メンヘラかよ。｣




何やら少し考えて…

白澤｢明日は臨時休業!!｣

桃太郎｢はぁ！？！？｣

白澤｢僕も連れていけ！保護者同伴が絶対だ！｣


お香｢そういう所が親バカよねぇ…｣

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